家庭で出来る温活セラピー!セラピスト2015年8月号第1特集連動記事

投稿日:2015年7月7日 更新日:

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温かい身体を手に入れるには、サロンに通うだけでなく、日常のセルフケアが必須。
この記事では、身体を温め、ほっとさせてくれる素材「藍」をピックアップ。藍を取り入れたケアを行うセラピストの吉田美穂さんがその魅力を解説します。

文◎吉田美穂(「detox spa 榧-kaya-」代表)

 

温め、抗菌、解毒、etc……。万能すぎる「藍」の効能!

藍の畑

皆さんは、藍染めされた製品を手に取ったことはありますか?
あまり馴染みがなくなっている「藍」ですが、実は身体を温めたり解毒してくれるなど、私たちの心と身体にさまざまな恩恵を与えてます。

そもそも「藍」は、日本三草として、日本人の生活に寄り添い続けてきた植物。 『日本の藍 伝承と創造』(日本藍染文化協会編)によると、「戦国時代の頃から、健康維持、疾病予防、解毒の作用が知られていて、他の染物と異なり、積極的に医療目的でも広く利用されていた」と記されています。また、「藍染めの下着は保温に優れ、体臭を外へ出さない」「温度変化と磨耗に対する抵抗力がすぐれているため、江戸時代の火消し装束はすべて藍染めの木綿であった」とも。私自身、藍を使ってみて、そのすぐれた働きを実感しています。

例えば私のサロンでは、藍をスチームサウナに入れたり、浸出油を施術に使ったり、リネン類に藍染製品を用いています。スチームサウナは、藍の葉をよもぎと混ぜてデトックス。温め効果だけでなく、藍の葉の皮膚炎などへの効果や、美白も期待できます。また「藍の茎」を温浸法で、「葉」を冷浸法で成分を抽出。アーユルヴェーダセラピストのアドバイスを元に、「藍の浸出油」をサロン用に作り、体質ごとに使いわけています。

さらに染師さんによると、藍には空気をキレイにする働きもあるとか。実際にお客さまがサロンに足を一歩踏み入れると、「”空気感”が違う」と一様に言われます。そして、「ジャパンブルー」といわれる藍の深い色は、カラーセラピーの要素もあるのでしょう。藍が持つ深い色と、温かく柔らかな肌触りと空気。おかげでお客さまは藍のソファでずっとぼーっとしていたり、ふだん眠れない方も深く眠れるようになったり……。すっかり藍のとりこになり、私のサロンは藍づくしになっています(笑)。

藍の浸出油

藍にこだわった吉田さんの国立のサロン「榧(かや)」

 

 

藍をセルフケアに取り入れることで、身体が温まり、文化も守られる

乾燥中の藍の葉

身体を温め、リラックスさせてくれる藍。しかし安価な人工染料の普及により、藍染はいま、大きなダメージを受けています。藍染は栽培から染料づくり、染色まで全てが手作業で、手間暇のかかるもの。売上げの減少で採算が取れず、藍の染師さんが廃業に追い込まれることも少なくありません。平成13年には80軒あった農家さんが、現在は38軒。藍染文化は危機に瀕しています。
人工の藍色の染料は色ムラが無く、発色は良いですが、心身に高い作用を持つ本藍染が使われなくなってしまうのは、とても淋しく、もったいない気持ちです。

そこで、藍をセルフケアに取り入れてもらうなら、ぜひ試していただきたいのが、「藍の布ナプキン」。私が開発したシルクを藍染めした布ナプキン(9月発売予定)をモニターで試していただいたお客さまからは、「さらさらの薄い生地で通気性が良く、装着感を感じない。しばらくするとポカポカしてくる」「子宮に溜まる経血を引っ張っていってくれるのか、月経血がまとまって出るので、月経血コントロールがしやすい」といった声をいただいています。
また、市販のコットンタイプの布ナプキンでは匂いやかゆみが出た方も、藍の素材に変えるだけでも、肌に当たる感覚がより柔らかくなり、緊張がほぐれるため、安心して使っていただけるようです。

乾燥中の藍の葉

身体を温め、リラックスさせてくれる藍。しかし安価な人工染料の普及により、藍染はいま、大きなダメージを受けています。藍染は栽培から染料づくり、染色まで全てが手作業で、手間暇のかかるもの。売上げの減少で採算が取れず、藍の染師さんが廃業に追い込まれることも少なくありません。平成13年には80軒あった農家さんが、現在は38軒。藍染文化は危機に瀕しています。
人工の藍色の染料は色ムラが無く、発色は良いですが、心身に高い作用を持つ本藍染が使われなくなってしまうのは、とても淋しく、もったいない気持ちです。

そこで、藍をセルフケアに取り入れてもらうなら、ぜひ試していただきたいのが、「藍の布ナプキン」。私が開発したシルクを藍染めした布ナプキン(9月発売予定)をモニターで試していただいたお客さまからは、「さらさらの薄い生地で通気性が良く、装着感を感じない。しばらくするとポカポカしてくる」「子宮に溜まる経血を引っ張っていってくれるのか、月経血がまとまって出るので、月経血コントロールがしやすい」といった声をいただいています。
また、市販のコットンタイプの布ナプキンでは匂いやかゆみが出た方も、藍の素材に変えるだけでも、肌に当たる感覚がより柔らかくなり、緊張がほぐれるため、安心して使っていただけるようです。

乾燥した藍を発酵させることで「すくも」が出来る

藍染めは、飛鳥時代から行われてきた、自然を生かす暮らしの知恵。本来の藍の葉を使った藍染めは、生地を丈夫にし、香りが良く、激しい洗いにも耐え、防虫効果があります。藍製品を使い続けることで、日本の良き文化を次世代に繋ぐお手伝いが出来ればと思っています。

藍染め布ナプキンシリーズ。表はふんわりとしたガーゼ生地、裏は起毛ネルオーガニックコットン、糸もオーガニックコットンというこだわり素材。アトピーなど肌の弱い方も使える。ハンカチタイプM1,700円、L2,100円、スターターセット3,100円(税抜)。

シルクの保湿効果と藍の遠赤外線効果が得られる冷え取りシリーズは、9月よりカリス成城や吉田さんのサロンにて発売開始。

 

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