PR“手に職をつける”から“人のため自分のため”へ。変わりゆく“セラピー学びのかたち”

投稿日:2026年4月29日

雑誌『セラピスト』が創刊したのは、25年前の5月のことでした。

当時、弊社では、1992年に気功の専門誌として創刊した『気の森』という雑誌を発行していました。
この『気の森』は、“癒されたい人”向けの雑誌だったのですが、90年代後半に「心理カウンセラーになるには?」というタイトルの“癒したい人”を対象とした特集を掲載したところ、大きな反響がありました。
1995年1月に起きた、阪神淡路大震災の後に、“心のケア”という言葉が世の中に広まり、“癒し人”になることを職業の選択肢として考える人たちが増えていったことも背景にはありました。
そうした流れを経て、アロマテラピーやリフレクソロジー、整体、心理カウンセリングなどのスキルを用いた“癒し人”向けの専門誌、『セラピスト』が誕生することになります。

2000年代は、“手に職をつける”“好きを仕事にする”という言葉が少しずつ聞かれるようになり、セラピストを目指す人とその学びの場であるセラピスト養成スクールが増えていきます。

以来、時が経ち、セラピー業界の歩みを振り返ると、学びの形も大きく変化してきました。かつては大手スクールで標準的な資格を取得することが主流でしたが、この10年は“誰から、何を、どんな想いで学ぶか”という、よりパーソナルで深い学びが求められるようになりました。
とりわけ注目を集めているのが、現役セラピストが主宰する“特化型個人スクール”だったのです。

情報があふれる現代において、プロのセラピストが次に求めるのは現場で即座に変化を生み出すことができる専門性です。
例えば、“アロマテラピー全般”を教えるのではなく、“更年期世代の更年期ケアに特化したアロマ”や、“産後ケア専門の産後骨盤矯正”といったように、ターゲットと目的を絞り込む。これが、個人スクールが大手のスクールと差別化できる最大の武器になりました。

もちろん、このように入り口を狭めることは、一見すると顧客を減らすように思えるかもしれません。しかし実際には、その悩みを深く抱えている層にとっては“これこそが私が探していた学びだ”という強い動機づけになります。専門性が高まれば高まるほど、受講生とのマッチングの精度は上がり、結果として満足度の高い、熱量の大きなコミュニティが形成されていったのでした。

個人スクールの強みは、主宰者であるセラピスト自身の“試行錯誤のプロセス”が、そのまま教材になる点にあります。教科書通りの理論ではなく、現場で直面した壁、それを乗り越えた独自の手法、クライアントから選ばれ続けている理由。これらに、受講生は高い価値を感じているのではないでしょうか。

さらにここ数年は、人のため(セラピストとして)だけでなく、自分のため(セルフケアとして)にセラピーのスキルを学ぶ傾向が高まっています。前述の更年期ケアや骨盤矯正などの学びもまた、“自分ごと”として捉えているということも言えるのではないでしょうか。

5月7日に発売する「セラピスト6月号」では、創刊25年の歩みとこれからのセラピストの役割を綴った記事を掲載しています。

編集部I

 

 

 

 

 

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