
ハーブを栽培、蒸留、クラフトにと実践で使いこなし、自他ともに認める、最強の〝ハーブオタク〟川西加恵さん(「アロマハウス ラ・メゾンフォーレ」主宰)。
7月7日発売の次号本誌(2026年8月号)では、夏のイメージにぴったりな「ローゼル」をテーマに、その植生や成分を詳しくご紹介してくれました。
そのなかでもちょっと興味深かったのが、同じくクエン酸を豊富に含む「梅」と「ローゼル」とが、いかに似ているかというエピソードです。
1908年から日本人の多くがブラジルへ移民したという歴史がありますが、移民をした日本人たちがソウルフードの梅干しを食べたいと梅の栽培を試みます。でも、ブラジルの気候は梅の栽培には厳しく、そこで酸味の似ているハイビスカスのガクと苞を利用して塩漬けにし、梅干しや柴漬けの代わりに食して故郷を懐かしんだそうです。今でもハイビスカスの塩漬けは「花梅」として販売されています。
(『セラピスト』2026年8月号/川西加恵さん連載「暮らしを彩る ハーブ歳時記」第2回【ハイビスカス(ローゼル)】より)
ここで気になるのが「花梅」の作り方ですね。
そのレシピを川西さんに教えていただいたので、今回webで限定公開いたします!

「花梅」の作り方
古代から私たちの生活に寄り添ってきたローゼル。日本では1年生草本扱いで育てることができます。フレッシュの苞で作ることができる「花梅」は、育てた人の特権です。ぜひご自分で栽培・収穫して、楽しんでみましょう。
[材料]
・ローゼルの苞
・塩(ローゼルの重量の15%程度が目安)[作り方]
❶ 水洗いをし、水滴を取り除き苞の部分を分離させる
❷保存袋にローゼルと塩を混ぜ合わせ、水が出てくるまで置く
❸ 水が出てきたら、袋の空気をできるだけ抜いて、冷蔵庫で2~3日程度ねかせる。食べやすい柔らかさになったら出来上がり。花梅は梅干しの代わりに、上がった水分も梅酢のように使える
当時の歴史文化にも思いを馳せつつ、花梅のお味を確かめてみてください。
そして、疲労回復効果のあるクエン酸が豊富なローゼル。暑さによる疲労を回復する効果も、きっと実感いただけることでしょう。















