【連載/植物とともに暮らす】第8回 バラのシロップとドリンクレシピ

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第8回 バラのシロップとドリンクレシピ


アメリカ西海岸の北カリフォルニア・バークレーに暮らす、民族植物学者でハーブ研究家のウィーバー佳奈さん。海外をフィールドに、さまざまな土地を訪れ、人と植物がどう関わってきたのかについて研究と対話を重ねてきました。
連載第8回目の今回は、この季節に楽しみたい、バラの花についての話題です。

文・写真◎ウィーバー佳奈
プロフィール写真◎WAvewell Earth Studio

バラについて

5月、北半球ではバラの美しい季節になりました。今回はバラの花を使ったレシピを2種類ご紹介します。

バラローズ(バラ科バラ属)は、その美しさと芳しさから、古代から世界各地で愛されてきました。

もともとはチベット・中国周辺地域原産で、現在では世界各地に栽培品種が18,000以上あると言われています。観賞用に多くの品種が栽培される中、野生種や在来種は特に香りや薬効が高いとされます。

薬用ハーブとしては、主に花びら、葉、実(ローズヒップ)、根の部分が用いられます。

用途はお茶、アロマオイル、ティンクチャーなど幅広く、感情を和らげたり、ストレス緩和・リラックス作用、アレルギー症状の緩和、スキンケア、ホルモンバランスの調整のサポートとなるほか、催淫作用もあることが知られています。古来、古代エジプト、中医学やアーユルヴェーダなどでも感情のバランス、ハートの癒し、生殖系の薬として用いられてきました。

対応する天体は金星と月、対応するチャクラは第4チャクラ(ハートチャクラ)です。愛を思い出すこと、ハートの癒し、愛と美、生命力、よろこび、創造性の象徴のような植物です。

バークレーでは5月〜6月頃に一斉に満開を迎えるバラ

バラのレシピ①バラの花のシロップ

バラの花は、甘く、少し苦味のある風味が特徴です。バラの花のシロップは、ソーダで割ったりお湯で割って飲むと至福の香りで、幸せな気分が溢れます。

●材料 

  • バラの花  … フレッシュ 1カップ or ドライ 1/2カップ
  • … 1カップ
  • 砂糖1カップ
  • レモン果汁小さじ1

*バラの花は、農薬などを使用していない食用のものを用意してください。

●作り方

  1. 小鍋に水と砂糖とバラの花を加える。
  2. 一度沸騰させ、その後は弱火にして砂糖が溶けるまで混ぜながら加熱する。
  3. 砂糖が溶けたら火を消して、20分ほど置く。
  4. 花を濾して、レモン果汁を加える。
  5. 液体が冷めたら、冷暗所で保管する。1カ月程度で使い切る。

バラのレシピ②バラとスパイスのカカオドリンク

バラとカカオはともに抗酸化作用があります。アンチエイジングや活力を得たい時、気持ちをやわらげたい時におすすめです。鉄分・マグネシウム・カルシウムが豊富なカカオに、バラが加わることでリラックス作用を高めます。

●材料  カップ 2杯分

  • バラの花 …  フレッシュ  大さじ2 or ドライ 大さじ1
  • ココアパウダー(入手できればセレモニアルグレードのカカオ)大さじ2
  • 好みのスパイス(シナモン、カルダモン、マカなど)少々
  • ミルク(アーモンドミルク、オーツミルク、豆乳、ココナッツミルクなど)… 1カップ
  • 甘味料(メープルシロップ、デーツシロップ、砂糖など)適量

●作り方

  1. ココアパウダーは、シロップ類 or 砂糖と少量のお湯で混ぜてよく練る。セレモニアルグレードカカオは溶けやすいように細かく砕く。
  2. ミルクを温めてバラを510分ほど煮出し、濾す。
  3. 2に1をよく溶かす。仕上げにスパイスを振る。

バラとスパイスのカカオドリンク

波動の高い植物・バラを五感で楽しんで

見た目が華やかで美しいバラですが、香りをかいだり、日々の暮らしに取り入れることで、よりその華やかさを全身で受け取ることができます。

レシピに用いる際には、必ず食用のものや、ハーブとして販売されているものをご使用ください。

一説によると、バラの花はあらゆる植物の中でも最も波動の高い植物と言われています。私自身も、バラの花の香りをかぐとその日1日ずっと胸の中がバラで満たされるような心地がします。

バラの美しいエネルギーとともに、皆様も素敵な初夏の季節をお楽しみください。

バラは見た目の美しさや香りの高さから、世界中で愛されてきた

 

次回は6月15日(月)配信予定です。お楽しみに!

ウィーバー佳奈さん 

植物研究者(民族植物学・環境学)。東京大学とオランダ・エラスムス大学で修士号を取得、カリフォルニア大学博士課程で環境学・生態学・民俗学を横断的に研究。2015年よりアメリカで暮らし、ネイティブアメリカンのコミュニティから伝統知を学ぶほか、アフリカ・中米・欧州などでのフィールド経験を持つ。現在は大学を退き、ハーブによるセルフケアやウェルビーイングをテーマに、SNS、YouTube、雑誌、講演などで発信。科学と伝統知、感性の両面から植物の魅力と可能性を伝えている。

 

●Seed from Earth hhttps://www.seedfromearth.com/
●Instagramアカウント @seedfromearth

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