PRバーグ文子さん旅行記「フランキンセンスの源流を探す旅」

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中東情勢が不安な時期を迎えておりますが、昨年、アロマセラピストのバーグ文子さんが訪れたのが、中東の国・オマーンでした。(オマーンは紛争の多いエリアにあって、中立的な外交姿勢と平和を維持する国として、「中東のスイス」とも呼ばれています)
アロマセラピストの方は、フランキンセンスの一大採取地としてピンとくることでしょう。バーグさんも、そんなフランキンセンスの原木、そして聖書の時代から拓かれた「香料の道」の景色を追ってオマーンを訪ねました。

写真(上)オマーンの首都マスカットにあり美しいスルタン・カブース・グランドモスク、(下)サラーラにある乳香博物館

恥ずかしながら、オマーン、そして聖書にもさほど明るくない私。今回の記事を通じて、初めて知ることばかりでした。
まず、オマーンが海に面した航海の拠点であること。元々は「船乗りシンドバッド」の舞台でもあり、香料輸出の要所でもあったのですね。中東といえば、荒涼とした砂漠と石油の国……というイメージばかり持っていたのが、今回お話を伺って払拭されました。

それから前述した「香料の道」。
香り原料を産出する東方・南方と、ヨーロッパ諸国など地中海世界を結ぶ古代の交易路として、陸海に拓かれたと言います。今では名前のイメージが先行しますが、「シルクロード」が絹の道であったように、当時の世界経済にとって重要なルートだったのですね。香辛料、香料、生薬などは、ともすれば現代以上に価値ある存在でした。

フランキンセンスの中でもグレードの最も高い〝ホジャリ〟。白く、微かに緑がかっている

なお「聖書」には、イエス・キリストが誕生したとき、東方の三博士が送ったのが黄金、没薬、乳香とあります。没薬はミルラのこと、そして乳香が、今回バーグさんも紹介するフランキンセンスを指します。

2,000年以上前の人々も魅了したその香りと効能が、現在では、国を挙げて大切に管理されていることも興味深いです。現地でのフランキンセンスの使用について、バーグさんの言葉を抜粋します。

採取地に自生するフランキンセンスの前で写る、ガイドのアリさんとバーグさん

「オマーンはフランキンセンスの原産地として豊かな歴史的背景があり、それが現代でも日々の暮らしに根づいています。薫香として用いる他にも水に樹脂を入れて飲んだり、ガムのように噛んだりします。朝晩の習慣としてや、お客さまをお招きするときに盛大に薫きます。宗教や権力、経済的効果の大きかったフランキンセンスを、彼らは時代を越えて日常使いしている点に特色があります。」『セラピスト』2026年4月号P94)

打ち合わせの際に、「日本の方は、きっと一度訪ねたらオマーンを好きになると思う」と笑顔で語ってくださった言葉が印象的でした。素敵な旅と香りのお話、ぜひ本誌でチェックしてみてくださいね!

そしてそして、実は先日、そんなバーグ文子さんと、宮川明子さんの対談の場にも立ち会わせていただきました!
もうお名前だけで皆さんご存知という、日本のアロマ界の先駆者お二人による、貴重な対談。とても充実したお話を伺うことができました。
何がすごいって、お二人とも「そういえば」とポンポン話題が出て尽きません。それも、たった今見て体感したかのように仔細に解説されているのに、「えっ、この国で!?」「そんなディープな体験を!?」という、他では出てこないようなマニアックなことばかりなのです。(ああ、皆さんにもそのまま体感いただきたかった……!)

対談の内容は、次号『セラピスト』(2026年6月号/5月7日発売)で掲載予定です。あの癒しとディープな場を、そのまま追体験いただける記事にすべく編集がんばります!!!
お楽しみに!

編集部T

 

 

 

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