かれこれ20年近く、週末の休みの日を利用して、小学生を対象にしたサッカーのコーチをしています。
きっかけは、息子が小学生になり、街のサッカークラブに入部した際、“お父さんコーチ”の勧誘に対して手を上げたことでした。
小学生のサッカークラブの場合は、学年単位で活動をするため、各学年に専属のコーチや審判スタッフが必要となります。そのため、1つのクラブに15〜20人位のスタッフがいなければならず、必然、“お父さんコーチ”や“お父さん審判”の存在が大切になるのです(“お母さんコーチ”や“お母さん審判”がいるクラブもあります)。
“お父さんコーチ”ですから、息子が小学校を卒業してクラブを卒団するタイミングで、コーチを辞めてしまうケースも少なくありません。
“かれこれ20年近く”と書いたように、私の場合は、“辞めるタイミング”を逃してしまい、今に至るわけですね。
ただ、息子の卒団とともに“お父さんコーチ”ではなくなり、クラブの1コーチとしてチームに残ったことでいろいろな経験をし、気づきを得ることができました。
その1つが、挨拶の時の握手です。
これは、サッカーの場合だけではないと思いますが、グラウンドや学校に集合した時に、「おはようございます」「こんにちは」と大きな声で挨拶をして、その際に必ず相手の目を見て握手をするのです。また、1日の活動が終わる際にも、「さようなら」の声がけとともに握手をします。
これは、選手とコーチだけではなく、コーチ同士も同様に握手をします(他のクラブのコーチに対しても、です)。
海外では握手が一般的な挨拶として用いられますが、日本の挨拶の場合はお辞儀を行うことはあっても、握手を伴う挨拶は一般的ではないでしょう。
それもあって、最初は少し戸惑ったのですが、それが一般的になり、心地よくもあり、大切なことだと認識が変わっていきました。
そのため、コロナ禍で“挨拶の時の握手” が禁止になってしまった時は、とても残念な気持ちになりました。
練習や試合で市内や県内を飛び回るたびに(千葉県在住なのです)、初対面の方と行う“握手による挨拶”は、心の距離を縮めてくれたり、その後のお付き合いを密にしてくれたりしました。
もうそろそろ、その挨拶を復活させても良いのでしょう。
ちなみに、“お父さんコーチ”や“お父さん審判”と書きましたが、実は当クラブには、父兄ではないコーチの方もいます。
かつて6年間クラブに所属していた小学生が、大人になりOBとしてコーチを引き受け、クラブに帰ってきました。
しかもそのコーチは、息子の同級生、つまり十数年前の教え子なのです。
こうした出会い、巡り合い、関係性もとても嬉しく、このボランティア活動の醍醐味の1つなのです。
編集部I
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