PRウェルネスの発信地・バリ島の「Bali Wellness&Beauty EXPO 2026」東洋的ホリスティックヘルスに注目集まる

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6月4〜6日、インドネシア・バリ島の「バリビーチコンベンションセンター」およびリゾートホテル「The Meru Sanur」にて、「Bali Wellness&Beauty EXPO 2026」(以下「BWB EXPO」と表記)が開催されました。癒しの聖地バリ島を舞台に、国際的トレンドである「ウェルネス&ビューティー」をテーマにした世界中の団体や企業が集結する、大規模な展示会です。

40年前からバリの進化と変容を見てきたホリスティックヒーラーであり、バリで雑貨のフェアトレードビジネスを行ってきた中島由美子さんが現地の様子をレポートします。

文・写真◎中島由美子 株式会社シャンティ アジア プロモーション代表

癒しと美容、そしてスピリチュアルの交差点

今年は初年度の昨年を上回る国内外140以上の企業・ブランドが参加し、95の展示ブースを展開。エステティック、自然派化粧品、美容商材メーカー、健康サプリ、ジャムゥ、アーユルヴェーダ、ヨーガ、瞑想、ホリスティックヘルス、エコロジー・サステナビリティ、予防医学、スピリチュアルヒーリング……など、あらゆる角度からの「ウェルネス」に関わる企業が出展。投資家、ウェルネス、ビューティー実践者など5,000人以上の参加者で賑わいました。

広々とした施設にオリジナリティ溢れるブースが並ぶ。

広々とした施設にオリジナリティ溢れるブースが並ぶ。

巨大な施設のいたるところで、ヨーガのクラスや静かな個室でのエステティックのワークショップ、珍しいセラピーや美容グッズの体験会などが行われていました。バリのテレビに出ている有名占い師のブースが賑わっていたので、試しに手相を見てもらったところ「貴方はレイキか気功の先生ですね?」と一言。「両方やってます、当たってます!」とビックリしました。

次のブースでは、インドネシアのハーブを使った目薬を体験。眼に吹きかけると本当に1分後には視界がクリアになったので即購入しました! インドネシアのブースは、こうした昔ながらのハーブを使用した化粧品やハーブ薬が多い印象です。一方、最新の美顔器や水素吸入機、ストレッチマシーンのブースなどもあり、どれも無料体験をすることが出来ました。

会場の中で特に印象に残った出展ブースは、“お茶でコミュニティを作る”というコンセプトの「CHATEA」代表・Gil Petersil氏の活動です。「私たちはここでお茶を販売しているわけではないのです。私たちはお茶農家をサポートし、そのお茶を皆さんが飲みリラックスできる場を無償で提供します。この場で出会った人たちがオープンマインドで会話出来る、“平和なコミュニティ”を作ることができる場となっています。アルコールよりももっと平和的な手法で人と人をつなげられるのです」と語ってくれました。

ハーブティーを飲みながら会話が広がる。

ハーブティーを飲みながら会話が広がる。

そして、平和的な活動という点で忘れてはいけないテーマが「エコロジー」です。環境コンサルタントでありエコ起業家のRanitya Nurlita氏との対話を通じ、バリの深刻な環境問題を実感しました。国際的観光地としての急激な成長と田畑を潰して乱立するヴィラやホテル、観光客が生み出す大量のプラスティックゴミが浮かぶ海……こんなに環境や経済が変化しているのに、バリ人の環境意識は昔のままであることを憂いていました。これはバリ人のみならず、私たちツーリストの意識改革も必要な問題です。

世界が注目するウェルネス産業と東洋のホリスティックヘルス

「BWB EXPO」の共同創設者兼マネージングディレクターのDiah Permana Tirtawati氏はこう語ります。

「健康、ウェルビーイング、そしてサステイナビリティに対する世界的な意識の高まりに伴い、“ウェルネス”は世界で最も有望な経済分野の1つとして台頭してきました。生物多様性、伝統的な癒しの知恵、豊かな文化、そして起業家精神に恵まれたインドネシアは、世界のウェルネス経済において重要な役割を果たすための独自の立場にあります。

本展示会は『バリで繁栄する:ウェルネスが世界を鼓舞する場所』をテーマに掲げており、バリ島とインドネシアが世界のウェルネスムーブメントに貢献できるという共通の信念を反映したものです。バリ島は、その自然の美しさと文化遺産に加え、人、自然、そして精神性の調和という哲学を体現しており、これらの価値観は現代社会においてますます重要性を増しています」

同じく共同創設者兼プロジェクトディレクターのFeri Agustian Soleh氏は、日本企業や活動家の参加について次のように述べました。

「今年のイベントで特に注目を集めたのは、東洋のホリスティックヘルス・ソリューションに対する世界的な需要の高まりです。日本のブランドが世界の舞台で直接注目を集めました。近年、日本のウェルネス哲学は国際的なバイヤーや投資家の関心をますます高めています。

 2027年開催に向けて、私たちは日本の企業やウェルネス専門家、ブランドに対し“主役”として参加するよう強く呼びかけています。バリ島で開催される戦略的なBtoBマッチングセッションは、急速に成長する東南アジア市場を開拓する比類のない機会となります。世界は日本のブランドに注目しており、バリ島はそれらを披露するのに最適かつ理想的な舞台を提供します」

ステージ登壇者とFeri氏(左端)、Permana氏(右から二番目)。

ステージ登壇者とFeri氏(左端)、Permana氏(右から二番目)。(出典:BWB EXPO公式サイト)

日本の参加者が実感した人と人とのつながり

日本からは昨年に続き、奈良県でウェルネスサロン「balilab」を主宰する島香氏と、アートとウェルネスを融合した「KINPAKU Retreat」を展開する菊池あしな氏を中心に、全国から集まったウェルネス事業者8名が「Japan Team」として出展しました。

 「大好きなバリ島で大きな挑戦をさせていただけたことに感謝しています。『いつか自分たちの仕事をバリ島で紹介出来たら』という夢を素晴らしい仲間たちと実現できました。また、それぞれが自分の個性と夢を持って参加しました。『何かを成し遂げる!』という目的だけでなく、『経験する、体験する、実感する』がこれからの人生に役立つと思います」(balilab 主宰 島香氏) 

「ビジネスの海外進出を進める中、ここに参加することでさまざまなコネクションを生み出す機会に恵まれ、次へのステップを生み出す機会を得ることができました。イベントを通して国や人種、宗教や文化の壁を超えて人と人がつながることで笑顔が連鎖していけていること、これこそがまさにBWB EXPOの魅力です。世界へ向けた最先端のウェルネスを実装している証だと感じました」(LaughFit株式会社 CEO 菊池あしな氏) 

日本の出展ブースの様子。オリエンタルジャムゥセラピーなどを紹介。

日本の出展ブースの様子。オリエンタルジャムゥセラピーなどを紹介。

そして、今回参加した「Japan Team」の方々からは熱いメッセージが寄せられました。

 「今回は昨年以上に出展社同士の交流が活発で、スタッフとの一体感や会場全体の熱気を強く感じました。日本ブースには日本文化や技術に興味を持つ方が多く訪れ、『和奏療』(日本の“おもてなし”や“間”、“静けさ”の美意識を取り入れたセラピー)やハーブボール体験を通してたくさんの方と交流することができました」(SENANG*S 大津沙也可氏) 

  「今回BWBに参加し、日本ブランドに対する他国の方々の評価を、生の声として知ることができたことが成果となりました。いろいろな方とのご縁もいただき、今後の人生の糧となると感謝しております」(デトックス&はり灸てのひら 代表 安井恵美氏)

 「ここまでニーズのある日本のウェルネスをどうやって現地で商品化してビジネスにつなげていくのかがとても大切。私は現地で出来るフォローアップができたらなと考えています」(LOKAL TRIBE株式会社 代表取締役 龍田明美氏)

 「国を超えてこうしてさまざまな人とつながっていけるなんて、とても幸運なことです。そんな素晴らしい機会をつくってくれた関係者の皆さま本当にありがとうございました、日本では出来ない発見や気づきを含めとても刺激を受けました」(大和かぎろひ オーナーセラピスト 西田奈々氏) 

 「初めての参加でしたがすべてが新鮮で、皆さまとのご縁をいただけたことが何より嬉しかったです、皆さまのおかげでとても楽しく過ごせました! そして、会場全体に広がる前向きなエネルギーに感動しました。新たな挑戦への意欲が湧く素晴らしい体験となりました」(アローナ オーナーセラピスト 野上靖子氏)

 「とても刺激的で素敵な出逢いがたくさんありました。自分では成し得なかった経験やご縁、このような機会をいただきましたことに感謝します。“自然や文化をどう持続するか”というEXPOのテーマに対し、それには身体のみならず、『精神的、社会的な健康がとても大切』ということを感じました」(株式会社SUAY 代表取締役 河野妃世氏)

「Japan Team」のメンバーとFeri氏、Permana氏

「Japan Team」のメンバーとPermana氏、Feri氏 (出典:BWB EXPO公式サイト)

振り返ると、“今の時代だからこそウェルネス産業の成熟が必要”という理念の元に集まった主催者や、世界中から集まった参加者の皆さんの平和的な意識の高さが、イベントを成功に導いたと感じます。 

また「wellness」をテーマにしたイベントに「日本人特有の繊細さや空気感、間と言う感覚」を取り入れた施術の技術を紹介出来ることは、大きな意義があります。  

BWB EXPOは和精油の企業や自慢の施術技術があるサロンオーナーなどが、「日本のおもてなし」技術の高さをアピールする良いチャンスです。出展をお考えの方はお気軽にお問い合わせください、現地日本語通訳なども手配可能です。

 

中島由美子
(株)シャンティアジアプロモーション代表。
ホリスティック数秘術協会代表理事。
数秘カウンセラー。レイキティーチャー。自然療法士、ホリスティックヒーラー、催眠療法士。数秘術をベースに、東洋医学や心理学、自然療法を組み合わせたオリジナルのセラピーを行う。海外直輸入のパワーストーンや衣料雑貨の販売、イベントなどを行う店舗を展開。アジア各国の貧困に苦しむ女性や子どもの支援のためフェアトレードに取り組み、海外直輸入のパワーストーンや衣料雑貨の販売、イベントなどを行う店舗を長野県の飯田、伊那、松本、諏訪で展開。著書に『高次元に味方される生き方』『宇宙意識に聞いた終末予言の「真実」』(小社刊)がある。

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