ご存知ですか? 中医学の叡智を感じる“刮痧”のすごい力

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こんにちは編集部Tです。
セラピストの皆さんの中には、刮痧療法(かっさりょうほう)をご存知の方は多いのではないかと思います。発祥の地・中国では「グアシャ」と発音される自然療法のひとつで、刮痧板と呼ばれるヘラや棒で身体の表面の一部を擦ることでさまざまな症状を改善する施術です。

本誌でもおなじみの中医師で刮痧国際協会会長の雲瑶さんは、中学時代に初めて刮痧板に出合ったのだとか。


『健康セミナーに参加し帰宅した母親と友人が、家に入るなり黒いヘラを取り出し、お互いの身体をこすり始めたのです。すると、みるみる身体中に赤い斑点が出始め、母と友人は「すごい、痧が出た!」と大喜び。後であれは何だったのか母親に聞くと、「あれは刮痧療法で、黒いヘラは刮痧板だよ。痛いところを擦ると、痛みが取れるのよ」と教えてくれました』(雲瑶さん)

このとき出てきた「痧(しゃ)」とは、体内に滞った血流や毒素が、赤い(部位や症状によっては黒味ががった)痕として現れるもののこと。刮痧療法で溜まった毒素を排出し、しっかり血の流れをよくしてあげることで、不調を改善できるといいます。

好評発売中の『セラピスト2月号』掲載の「セラピストのための中医学」連載では、この刮痧療法の実際について雲瑶さんが解説してくれました!
刮痧の歴史から「痧」の出方の例、さまざまな刮痧板の持つ特徴や意味についても触れていますので、「ずっと気になっていた」「実際どういうものなの?」という方は必見ですよ〜。

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