推し活は癒し効果がある? ホルモンとの意外な関係

投稿日:2024年7月20日

アイドルやスポーツ選手、可愛いマスコット、アニメや漫画の人気キャラクターだけでなく、歴史上の人物に建物まで…。「誰か・何かを特別に応援する活動」である〝推し活〟は、今や日常生活に浸透しています。これまでのクローズなファン活動とは異なり、よりオープンに共通の価値観を持つ人たちと、発信を共有したり情報交換したりすることが特徴となっています。

そうした〝推し活〟は、もしかして「癒し効果」があるのでは、と思い調べたところ、ホルモンとの関係で心身にとってよい影響があることが分かりました。

①ドーパミン効果で、日々にメリハリ
好きな対象を目にすることで、快楽や多幸感に関わる神経伝達物質ドーパミンが放出されます。わくわくしたり、ときめいたりすることで、日々の生活にメリハリがつき、認知症予防にもなるといわれています。また、推し活によって知らない土地に行く、情報収集をするなどで、「新しい体験」にもつながります。さらには、推しのアイドルグループの動画を見て踊ることで痩せたという例もあるそうです。

②オキシトシン効果で、充実の一人時間
一人ゆっくりと推しのことを考えることも〝推し活〟です。大好きなものを見たり思ったりしている時、脳内にはオキシトシンが分泌されます。オキシトシンは、幸せホルモンのひとつ「愛情ホルモン」です。オキシトシンは、リラックス効果からストレスが軽減されたり、 寝付きが良くなる、前向きな気持ちにさせてくれなどの効果があります。

③「仲間」との語らいが「セロトニン」を分泌
共通の推しを愛でることで、世代や社会のステータスに関係ないフラットな関係を築くことができ、交友関係が広がります。コロナ禍で、そうした共有がより広まったともいわれています。気の合う友達と時間を過ごしたり、感謝したりされたりする時間が、幸せホルモンのひとつ「セロトニン」を分泌させる効果もあります。また、感激・感動して涙を流すことのも「セロトニン」による効果。

さらに、①のアクティブな活動を続けると疲れや倦怠感も感じるので、②や③を意識するのもよいかもしれないですね。

私も、自分の好きなモノを公言して意識的に共有していけるようにしたいなと思いました。

編集部M

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