オーダーメイドとマニュアルの分かれ目

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現在発売中の「セラピスト6月号」、その特集は「トップセラピストたちのオーダーメイド施術スタイル」。

日本にセラピーが根づく前から活躍しているトップセラピストたちが、希少価値の高い「自分だけの」施術法を紹介しています。

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どんなメソッドであれ、学びはじめの頃はマニュアルを意識して覚える方が多いでしょう。

しかし経験を積むことで引き出しの数も増えていき、お客さま1人ひとりに合ったオーダーメイドの施術スタイルが出来上がっていきます。

たとえ同じ1つのセラピーを学んだとしても、現場では、それがセラピストの数だけ、さらにクライアントの人数分アプローチ法が増えていく──そうしたことを、トップセラピストの豊富な症例から伝えたくて編集しました。

さらに編集の過程で気づいたことがあります。

それは、雑誌や書籍など、媒体に掲載することの難しさでもあるのですが、あるセラピストのオーダーメイドスタイルを掲載したとしても、それを読んだ方が真似てしまってはオーダーメイドではない、ということ。

雑誌に掲載した例はあくまでも、特定のセラピストとクライアントとの間で行われた、1つのセッションに過ぎません。

それを、そっくりそのまま実践してしまったら、その時点でマニュアルになってしまうのです。

トップセラピストのオーダーメイド施術スタイルを、そのまま実践するのではなく、なぜこのクライアントにこのようなアプローチをしたのか? そして、どうしてそのような結果が導かれたのか、その過程を読み取る必要があるのです。

さらに、自分だったらこの場合どうするのか、ということまで考えて、自分なりのオーダーメイドスタイルを導き出すことが出来れば良いのではないでしょうか。

稲村

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