【特別連載】「高齢者のコロナ感染リスクを回避する精油活用術」あさいマッサージ教育研究所代表 浅井隆彦(鍼灸、按摩マッサージ指圧師)

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私自身、介護に関わる仕事をしているだけに、コロナ感染が弱き高齢者を襲うであろうことは予想していた。現に死亡するハイリスク層は、明らかに後期高齢者と言われる人たちである。それだけに介護施設や医療機関では徹底した感染予防およびクラスター(小規模な感染集団)への感染経路を断つ(ウイルスの封じ込み)ことに神経をとがらせている。

現状、抗ウイルス薬がなく治療ができないというこの状態。身を守るには、感染を回避する行動を心がけ、人の持つ生命力(自然治癒力)に頼るしかないのである。 ここでは、私が直接かかわっている介護分野におけるコロナ感染回避対策としての精油活用例を紹介させていただく。

まず、ウイルスを増殖させない「快適な室内環境を作る」という点で、粘膜保護と芳香拡散が妥当な対策となる。局所的であれば、蒸気吸入や“濡れ精油マスク”などが効果的である。

浅井隆彦先生免疫力アップセラピスト記事

<精油活用>

活用する精油として、以下のものが有効性を期待できる。

⇒1.8シネオールを含む「ユーカリ・ラディアータ」や「ローズマリー・シネオール」など、抗ウイルス作用が期待できるものがいい。

⇒α-ピネンを豊富に含む針葉樹系の精油(「パイン」「シベリアモミ」「サイプレス」など)の芳香拡散は、免疫アップにもつながることが証明されている。

また、積極的な治療ができない現在、以下の状況を避け、感染リスクを回避するよう“誰もが”心がけるべきである。もう一つの問題として、高齢者を取り巻く関係者が感染経路に関わるとスタッフにも行動制限が課せられ、なおかつその家族にまで悪影響を及ぼすからである。

<避けるべき行為>
①換気が悪い密閉空間に滞在する
②他人と手の届く距離で密集する
③他人と近距離で会話・発声する

検査体制が不十分であったり感染者がどこにいるか知れない現状では、外出自粛はその典型的な対策となる。介護施設でも、外出禁止と共に外部からの訪問者を遮断せざるを得ないのである。

新型コロナウイルスに感染すると、重篤化しやすいのは子供よりも高齢者、特に持病(糖尿病・高血圧・心臓疾患など)を抱えたお年寄りが多いので警戒しなければならない。室内の喚起と加湿を心がけ、手すりなど共用部分はこまめに消毒し、手洗い、うがいの徹底などを実践する。そして、体温の計測も行うべきである。

 

まだまだ先行き不透明な新型コロナウイルスによる社会状況。個人レベルで正しく対処するためには、普段からの生活の養生(睡眠・栄養・運動)と共に、精油の活用による免疫力強化や自然治癒力などの知識を予防策として定着させることが、国民教育として必要と言えるだろう。

 

文◎浅井隆彦(あさいたかひこ)

1951年愛知県生まれ。鍼灸、按摩マッサージ指圧師。大手製薬、スポーツ関連企業勤務後、トレーナーズプロジェクト設立(代表)。その後浅井はり治療院設立(院長)。あさいマッサージ教育研究所開設(所長)。アロマテラピーおよび東洋医学の融合医療を目指して「ストレスとリラクセイション」をテーマに教育啓蒙にも余念がない。長らく日本アロマコーディネーター協会(JAA)の常任理事としてアロマテラピーの啓蒙普及と共に、現在はアロマテラピー業界全般にわたって尽力している。最近は、介護ケアマネージャーの資格を得て、在宅介護を中心に活動する傍ら「介護アロマテラピー修了講座」を全国各地で精力的に展開し、目下、東奔西走の日々である。

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