慢性的な爪の凹みの原因、中医学的な視点で見てみると?

投稿日:2021年2月26日

こんにちは編集部Tです。
雑誌が慌ただしくも校了を迎えると、恒例の「ちょっとだけ丁寧に過ごしたい」期に入ります。頑張って働いた自分の身体を労りたい気分とでも言いましょうか(笑)。美容院を予約したり、湯船にゆっくり浸かったり、アロマキャンドルを灯したり、普段やらないネイルに手を伸ばしたり……と、ふと気がつきました。
「あれっ!? 爪のアーチがきれいになってる?」

物心ついた頃から手指、特に親指の爪が、やや反り気味なのがコンプレックスだった私。爪の中央あたりに横線が入ったように常時凹みができていました。それが何故か解消されて、いま人生で初めてきれいな弧を描いているのです(こんな奇跡があるなら、比較用にBEFORE写真を撮っておけばよかったです)。
爪の反りや縦線は不健康の証で、特に親指の爪の凹みは、過労や精神的ストレスの可能性が高いと聞きます。うーむ、校了時期の荒波を乗り越えたばかりのはずなのに、おかしいですね(汗)。

ところで、本誌で連載中の雲瑶先生の「セラピストのための中医学」ですが、2月号では中医学の基本的な考え方「蔵象学説(ぞうしょうがくせつ)」を分かりやすく解説しています。簡単に言えば、身体の内側の状態は体表に現れるという考え方です。内と外のつながり、それでは爪はどの内臓とリンクしているかというと、「肝(肝臓)」なのだそうです。なんとなく意外。。。

 

■「肝」は目と爪に症状が現れる

「肝に不調があると爪が割れたり、爪の色が白く濁ったようになりますが、逆に華が咲くと、爪全体は薄いピンク色、爪の根元にある白い爪半月がしっかりあり、表面も滑らかでツヤやかな状態になります。ちなみにこれは中医学的な観点から見たアドバイスになりますが、常にネイルアートを行い続けることはあまりおすすめできません。爪の表面をぴっちり覆うネイルアートは、爪の呼吸を阻害してしまうだけでなく、『蔵象学説』で考えると、肝臓の呼吸をも阻害することになるからです。」(雲瑶さん)

 

せっかく健康になった爪ですから、ネイルはほどほどにしなくては……と思い直すのでした。
本誌では、他にも五臓(肝臓・心臓・脾臓・腎臓・肺)それぞれの状態をチェックできる部位を紹介しています。カウンセリングやセルフチェックに、興味がある方は読んでみてくださいね、ではでは〜。

編集部T

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