
「香りを嗅ぐと、特定の記憶が呼び起こされる“プルースト効果”をご存知の方は多いのではないでしょうか?
香りと記憶の関係は古くから語られてきましたが、そのメカニズムは長らく解明されていませんでした。
近年になって、アルツハイマー型認知症の初期症状として嗅覚障害があることが分かり、2008年には、精油の香りによってアルツハイマー型認知症の改善が見られたという研究結果が発表されました。
また、2020年にはじまった新型コロナウイルス感染症の後遺症として、『嗅覚障害と記憶障害』が報告され、嗅覚と認知機能の関連が一般にも知られるようになりました。
さらに、加齢や疾病で衰えた嗅覚は、専門的なトレーニングで“鍛えられる”という研究結果がドイツの研究者によって発表され、嗅覚トレーニングツールが開発されるなど、香りの力が今改めて注目されています」
こう語るのは、公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)の熊谷千津理事長です。

AEAJには、植物の持つ力がどのように作用するのかを研究・調査することで、その有用性を明らかにする「アロマサイエンス研究所」があり、熊谷理事長は研究所の所長も務めています。
認知症と嗅覚の関係については世界中で研究が進められていて、香りの有用性が科学的にも解明されつつあります。
嗅覚が認知症に影響を与えるのはなぜか? そこには、五感の中でも嗅覚だけが持つ、ある特徴が関係しているといいます。
現在発売中の「セラピスト2月号」では、認知症と嗅覚、アロマテラピーの関係について、熊谷千津理事長が詳しく解説しています。
編集部I















