
11月も中旬を過ぎ、いよいよ師走の足音が近づいてきました。
街中にはクリスマスのイルミネーションや、新しい年の必需品であるカレンダーや手帳、お正月のお飾り等が目に留まるようになりました。
月が変わり12月になると、2026年を意識する行動がますます増えていくのでしょう。
その前に、この11月に目を向けてみると、今月は全国的に「学びの日」がいくつか制定されていることに気づきます。
東京都教育委員会によると、毎年11月の第1土曜日(今年は1日)は「東京都教育の日」であり、10月から11月までの2カ月間を「東京都教育の日」推進期間としています。
同じく11月1日は、高知県が教育の日「志・とさ学びの日」と定めていたり、11月7日を株式会社ユーキャンが「いい学びの日」に制定していたりします。
昨日、東京・品川区のスクエア荏原で行われた「タイ癒し祭2025」(主催:一般社団法人 国際タイマッサージ協会)もまた、セラピスト同士が“学び合う日”として記憶されるでしょう。

この“お祭り”は、1日でいろいろなマッサージや施術が体験でき、皆が健康になることを目的としたイベントで、会場にはセラピスト初心者からキャリア20年以上のベテランまでが集い、各々の技術を施し合います。
施術の種類はタイマッサージだけでなく、整体、ストレッチ、ユーファイ、内臓セラピー、クラニオヘッドスパ、アロマオイルマッサージ、ムエタイマッサージ、ハンモックタイ古式、ホットストーンセラピーなど多岐にわたり、17のブースに分かれて10分1000円から技術を提供していました。
参加したセラピストの中には、「タイマッサージアワード ベストセラピスト」受賞者の方や、バンコクのムエタイの試合に出場しながらムエタイ選手が試合前後に行う「ムエタイマッサージ」をマスターし、島根県出雲市で施術を行う女性セラピストもいれば、盲ろう者で目が見えない分を敏感な手の感覚で補い施術をするセラピストの方などさまざまです。

術を施す側のセラピストたちは、時間を見つけて他のブースで施術を受けていたのですが、単に癒されるだけでなく、施術を受けることで技術を学んだり、セラピストのスムーズな動き方から気づきを得たり、声の掛け方やおもてなしの仕方を通して信頼関係の築き方を学んだりと、セラピストとして役立つことがたくさんあったといいます。
10時から16時30分まで施術を行った後は、主催者である一般社団法人 国際タイマッサージ協会の大槻一博会長指導のもと、参加者全員がペアになって「マジカルタイマッサージ」。

近年、タイマッサージをはじめ、整体や各種マッサージの技術を競い合う“大会”が増えています。
こうした競技会の場合は常に“結果”が伴うため、勝者と敗者が存在してしまいます(もちろん、それが決して悪いわけではなく、さまざまなメリットがあります)。
一方、この日おこなわれた「タイ癒し祭」は、コンペティションとは異なる“柔らかい空気”と“やさしい気”に満ち溢れた、“癒し癒される場”。
まさに、「癒し祭」と呼ぶに相応しいイベントでした。
編集部I















