皆さんは「イールドワーク」をご存知でしょうか?現在現在発売中の「セラピスト6月号」で紹介している、比較的新しいボディワークのことです。
ロルフィング・ロルフムーブメントのプラクティショナーとして活動している田畑浩良さんが開発されたこのワークの特徴を詳しく解説していただくとともに、さらにそのワークの工程を撮影することができました!
取材のはじめに、「『イールド=委ねる』という動作は、全ての動きの根幹にある」と解説していただきました。その理論の元となるのが、「細胞の足場依存性」。私たちの身体を構成する細胞は、何か〝足場〟があることで、発達をしていくという性質があり、胎児も子宮の内壁を〝足場〟として育つことが分かっています。

ボールを細胞にたとえて説明
そしていよいよ実際のワーク。他のセラピーやボディワークと異なる、なんとも不思議なワークでした!
まず、プラクティショナー(田畑さん)がクライアントの姿勢や歩行を一通りチェックした後、クライアントはマッサージテーブルに横たわります。そして、プラクティショナーは、「互いに心地良い場(間)」を探して部屋の中を移動していきます。立ち位置を変えながら、クライアントと「いま、どんな感じですか?」と確認します。定位置が決まっても、すぐにはクライアントに介入せずに、しばらく見守ります。

クライアントの様子を見守ることもワークの要点
すると、クライアントの手足がピクピク動き、腰が安定する位置を探すように、もぞもぞと動き出しました。クライアントに確認すると「意識して動くというよりは、身体が自然と動いている感じ」だったそうです。変化が静まりしばらくすると、田畑さんがクライアントの上体や足がマッサージテーブルにしっかり接地できるようタッチを行います。タッチの時間は非常に短く、数秒間のタッチ後は再び定位置に戻り、クライアントの変化を待ちます。
このイールドワークは、終始プラクティショナーの介入が必要最小限で、とても穏やかなワークでした。しかし驚くことに、クライアント自身にも、また客観的に見ていた取材スタッフからも、見て分かる変化があったのです。つまり、クライアント自身の〝調整しようとする力〟が働いていたことが見ていて実感できたのでした。イールドワークは、相手の自己調整力を最大限に引き出す、まさに「究極の自己調整ワーク」といえるでしょう。
詳しくは、ぜひ「セラピスト6月号」をご覧ください!
編集部M
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