明日、5月11日の日曜日は母の日ですね。私もGWにちょうど母が上京していたため、東京に来るたび「一度行ってみたい!」と言っていた、世田谷にある「豪徳寺」さんへ足を運びました。招き猫のお寺としてインバウンド客にも超人気のスポット! その日は朝から天気も良かったので相当の混雑を覚悟したものの、連休後半のせいかそこまででもなくホッとしました。

よく見ると、1体1体その表情が違うのもご愛嬌
噂にたがわず、圧巻の招き猫。軒があるとはいえ屋外なのに、猫たち、あまり汚れていなくて可愛らしかったです。
この招き猫は寺務所で買い求めて奉納するシステムのようで、私たちも外国人観光客に混じって列に並び、買い求めました。奉納の予定でしたが、1つ1つ表情が違い、愛嬌ある顔に惹かれて、結局自宅にお招きすることにしちゃいました。こちらの招き猫はお1人様につき1つまでですので、皆さまもきっと訪れた際は迷われることと思います(笑)。

お買い求めは、お1人様お1つまで。サイズもさまざまで、大きさによって値段も異なる
豪徳寺と招き猫の来歴については、境内の立て札などには特に記述がなかったように思いますが(単純に、見落としていたかもしれません)、その縁は江戸時代に遡るようです。鷹狩りに訪れた彦根藩主の井伊直孝が、その帰路に通りがかったこの寺で、門前にいた1匹の猫に手招きされました。すると、突如見舞われた雷雨を避けることができたのでした。そんな幸運のエピソードから、豪徳寺は招き猫発祥の地となっているのだとか。

参道の松並み木も青々と茂り、癒される
そんな境内ですが、五月晴れの日差しのもと、新緑が本当に美しかったです。
深く息を吸うと、陽光の柔らかな匂いと緑の気配が強く感じられ、そこに時折線香の香りが混じります。こういうとき、息を吸う「肺が幸せ」ではなく、香りが届く「脳が幸せ」を感じるのが不思議です。そこここに植えられた花や木々が最盛を迎えているのか、どれもツヤツヤと輝いています。
なかでも一番印象に残っているのは、花橘の白い花です。「この時期なのに、金木犀のような香りがする」と言うと、母が「ちょっとジャスミンにも近いような。よく香っているけど、これは花橘だね。この形は柑橘の花だよ」と教えてくれました。実家が瀬戸内海沿いのため、柑橘類の樹を目にする機会は人より多かったはずですが、よくよく振り返れば、ちゃんと花を見たことがなかったのでした。
「橘」は日本固有の植物でもあります。凛とした花弁で、スッと甘い香りが広がっているので、この時期見掛けた方はぜひ香ってみてくださいね。

花橘の匂い立つ香りに誘われて、蝶々が
なお、ちょっとした余談ですがこの参拝後、やや遅めのランチにふらっと入ったお店が、ちょっと素敵な雰囲気でした。しかし外からは店内が覗けないせいか、時間帯のせいか、店内には私たちだけ。
……と思ったのも束の間、注文を済ませて待っているうち、あれよあれよと来客があり、8割ほど埋まってしまう状況に! これってまさか、鞄の中の招き猫効果なのでは!?と、2人で盛り上がってしまいました。豪徳寺、とっても霊験あらたかなのでは?
編集部T
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