「第13回エステティックグランプリ」ファイナル開催! フェイシャル技術部門グランプリは、下田奈桜さん

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13回目を迎えた「エステティックグランプリ」。そのグランプリファイナルが、6月14日に東京国際フォーラムで行われました。

フェイシャル技術部門は、全国から447名のエステティシャンがエントリー。
まず、オンラインで行うフェイシャルの知識を問うテストを通過したエステティシャンが、エリアファイナル(地区大会)に進みます。そして各地域の上位となった全国12名のエステティシャンが、この日のグランプリファイナルに臨みました。
審査項目と得点の配分は、カウンセリングシートによる知識が30点、フェイシャルトリートメントによる技術が70点、合計100点満点となり、4名の審査員の平均点でグランプリ・準グランプリ・3位が決定します。

ファイナルに臨んだ12名の顔ぶれを見て思ったのは、所属するサロンは常連ともいえる店舗が多いものの、参加しているエステティシャンは、ほとんどがファイナル初出場の方ということ。そのためか、技術を披露する空間は、例年以上に緊張感に包まれていました。

その中で、ひときわ目を引いたのは、昨年、一昨年ともにファイナルに進み、全国3位、準グランプリと結果も残している長谷屋 希さんです。
コンテストであるがゆえに、審査員や来場者の目が気になるのは当たり前なのですが、長谷屋さんの心は、100%お客さま役のモデルに向かっているかのようで、他のエステティシャンとはまったく異質な雰囲気が感じられたのです。

かつて、雑誌「セラピスト」で、「メタスキル」について取材をしたことがありました。
「メタ」とは「超える」「背後の」という意味で、「メタスキル」とは通常は意識されないけれど、技術者のスキル(技術や知識)の背後にあって、スキルに影響を与えたり、技術者の態度や姿勢ににじみ出てくるもののことを言います。

この「メタスキル」が、長谷屋さんからは感じられたのでした。
その空間は、グランプリファイナルの会場ではなく、まるでサロンのようでもありました。

さて、結果は――

★グランプリ
下田奈桜さん
「Face&Nail Dio」(愛媛県)

★準グランプリ
志賀優丘さん
「ANDEAL梅田店」(大阪府)

★3位
長谷屋希さん
「アンジェラックス長野店」(長野県)

競技終了後に、来年、現役50年を迎える田中玲子さんは、審査員総評の中で「手に心を持つことの大切さ」を伝えていました。

ベテランの審査員の先生たちからは、「競技者のひたむきな姿勢から、初心の大切さを改めて学んだ」という声も聞かれました。

今年、入社したばかりの新人エステティシャンだけではなく、大ベテランの先生たちも学べる場――。
「共に学び、共に成長し、共に輝く」という理念を掲げ、13回目のファイナルを迎えた「エステティックグランプリ」は、今大会のテーマでもある「共育」という言葉にふさわしい大会となりました。

編集部I

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