
熱戦が繰り広げられている「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」も、いよいよ終幕を迎えようとしています。
冬季五輪史上、過去最多のメダルを獲得した「TEAM JAPAN」の活躍は、連日メディアを賑わしました。
そして、これまで馴染みの薄かった競技にも注目が集まっていますが、その採点方法も話題を呼んでいますね。
スピードスケートやスキーのアルペン競技のようにタイムを競う競技に比べて、スノーボードやモーグル競技のように技術も採点される競技の場合、細かいルールや加点・減点の基準があまり浸透していないこともあって、その結果に物議を醸すことも少なくありません。
テレビやネットを視聴しているケースでは、それらを説明する解説者の力量が問われますね。

セラピーやエステティック、マッサージなどの業界でも、近年「コンテスト」が数多く行われています。
こちらは、タイムを競うわけではなく、採点方式で順位を決めるケースがほとんどです。
2011年に始まった「エステティックグランプリ」は、当初、エントリーした全国のサロンに覆面調査員が訪れ、さまざまな項目を採点するという方式が話題になりました。
日本リラクゼーション業協会が2014年から2021年まで開催していた「リラクゼーションコンテスト」は、技術ではなく接遇スキルを採点するという方式でした。
一方、「MASSAGE CHAMPIONSHIP」のような手技を競う大会の多くは、各ジャンルのベテラン講師たちが審査員を務め、目視で採点をしています。
そんな中、AIを使ってモデルの施術前後の“姿勢の変化”を評価するという、「整体日本一決定戦」の登場は画期的でした。
今後も、採点法について試行錯誤を続けながら、さまざまな大会が運営されていくことでしょう。

こうした「コンテスト」に共通していることは、参加者にとって「意義」が必ずあるということ。
その「意義」について、これまで取材をしたセラピストたちの声を紹介します。
「サロンという閉ざされた空間で施術をしていると、ついつい技術が崩れてしまうことが多いのですが、大会に向けた練習中に、先生や先輩に技術をチェックしていただくので、技術が向上したり、我流になり過ぎた手技や姿勢が矯正されたりします」
「お客さまが応援してくれたり、常に新しいことに挑戦する姿を見せることができたりするので、お客さまとの信頼関係を築くことができます」
「それまでは“イチセラピスト”でしたが、大会にエントリーし、様々な経験をすることによって、講師の仕事が増えたりセミナーを主催したりするようになりました」
「メダリストになったことによってSNSのフォロワー数が激増し、本を出版することができました」
技術の向上や、お客さまとのラポールの形成、自身のブランディングなど、「コンテスト」は上手に活かすことで、セラピストにとって大きなメリットがあるようです。
編集部I
















