【特別連載】優しくさすってタッチ「免疫力を高めるセルフリンパドレナージュ」 オリエンタル・アロマセラピー・カレッジ副校長 久保浩子(アロマセラピスト、薬剤師、医学博士)

投稿日:2020年4月1日

新型ウイルスが世界中で猛威を振ふるい、先が見えない異常事態が続き不安に感じている方も多くいらっしゃると思います。

ウイルスから身を守るためには、手洗い、うがい、マスクなどをしてウイルスが体内に侵入しないように防ぐことと、ウイルスが入り込む「宿主」である「ヒト(自分自身)」がウイルスに打ち克つ抵抗力を身につけていることが肝要です。

わたしたちの身体の中で、外界から侵入する異物を排除し自己を守っているのが「免疫」という機能で、その働きを担うのがリンパ(リンパ液)、リンパ管、リンパ節などからなる「リンパ系」です。「リンパドレナージュ」はこのリンパ系の働きを手技によって活性化させ、異物や老廃物の排出を促し、免疫機能を高める療法です。

ここでは最終的にリンパが集まる鎖骨周りと胸部のリンパが集まる腋窩部(脇の下)を中心に、免疫力を高める「セルフリンパドレナージュ」の手順を紹介します。

リンパドレナージュは「皮下のリンパを排液する」という意味で、「リンパ誘導マッサージ・リンパ流動マッサージ」とも言われ、皮下にあるリンパ管を刺激する手技療法です。筋肉やツボに働きかけるマッサージとは異なり、皮膚をリンパの流れる方向に軽くさすり、優しいタッチで行うのが特徴で、痛みを感じることはありません。また、リンパは血液とは違って非常にゆっくりと流れているので、リラックスした状態でゆったりと行いましょう。

 

<免疫力を高める「セルフリンパドレナージュ」の手順>

(1) ゆっくり3回深呼吸する。

(2) 鎖骨の上のくぼみを中指と人差し指で軽く5回押す。リンパドレナージュa

  
(3) 耳の下に指先を当て、ゆっくりと5回円を描くように皮膚をさする。

リンパドレナージュb

 

(4) 首の横を耳の下から鎖骨に向かって、軽く5回さする。

リンパドレナージュc

 

(5) 右手全体で左側の腋窩(脇の下)をゆっくり握る。一旦手を緩め、これを5回行う。

 

(6) 右手を胸部に密着させ、右の鎖骨から左側の腋窩に向かってさする。息を大きく吐きながら、ゆっくり5回行う。

リンパドレナージュe

 

(7) 右側の腋窩も同様に(5)(6)を行う。

(8) (2)をもう一度行う。

 

ゆったりした時間に、リラックスした状態で行いましょう。寝る前に行うと安眠も促され、より免疫力が高まります。

 

文◎久保浩子(くぼひろこ)

オリエンタル・アロマセラピィ・カレッジ副校長、IFA認定アロマセラピスト、Dr.Vodder式MLD&CDTセラピスト、薬剤師、医学博士。英国でアロマテラピー、リフレクソロジー、リンパドレナージュなどの補完代替医療法を学び、ロンドン市内の病院やホスピス施術研修を受け帰国。

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