今年、初開催となる「Bali wellness and beauty expo 2025(バリウェルネス&ビューティーエキスポ 2025)」が、バリ島のサヌールで6月25日(金)〜27日(日)の3日間にわたり行われ、盛況のうちに閉幕した。
ホリスティックヘルス、美容イノベーション、サステナビリティ、ウェルネス業界に関する各テーマについて、トークショー、ワークショップ、パネルディスカッションを実施。会期中、日ごとに異なるテーマを設定しており、1日目は「ホリスティック・ウェルネスと持続可能な観光」、2日目は「統合医療ツーリズム」、3日目は「美と文化的アイデンティティ」。海外からの28名を含む合計68名の講演者が登壇した。
日本からは、オリエンタルバリニーズジャムウ協会代表の島かおりさんと、金継ぎアーティストの菊池あしなさんがトークショーを披露した。島かおりさんは、インドネシア古来の自然療法ジャムゥと日本の薬草療法の文化をあわせた「オリエンタルジャムゥ」について、その融合の効果などについて紹介した。

オリエンタルバリニーズジャムウ協会の島さんと金箔アーティスト菊池さんのトークショー
出展社の数は日本、韓国、中国からの企業とビジネス関係者を含めて107を数え、ボディケア製品、美容技術、スパ、ヨガサービスからファッション、伝統医学まで、ウェルネスと美容業界のあらゆる分野の80のブースが集まった。精油メーカー、ハーブ製品メーカー、健康水メーカー、エコツーリズムを提案するホテル、エステ商材メーカー、ウブドのヨガやヒーリング施設など。
また、バリ文化ショーやパフォーマンス、ファッションショーなどのイベントも行われ、来場者を楽しませた。

出展のブースは、精油、ハーブ、ツーリズム、スパ、エステ商材、ヨガやヒーリング施設など多岐にわたる。
来場者は、ウェルネス活動家、美容専門家、観光業従事者、ウェルネスビジネス従事者、学者、一般市民、地方政府や中央政府の代表者など、さまざまな分野のエキスパートが来場した。
EXPOの共同創設者兼ディレクターのディア・ペルマナ・ティルタワティ博士は、3日間を振り返り、「健康的で持続可能なライフスタイルは、単なる流行ではなく世界的なニーズ」と語るなど、EXPOの成功に大きな手応えを感じていた。
なお、次回は、来年2026年6月の開催を予定している。
公式サイト:Bali wellness and beauty expo 2025
写真提供:中島由美子