先週末、千葉県千葉市にある「BOTANICA MUSEUM(ボタニカ ミュージアム)」に行ってきました。
ここは、稲毛海浜公園内にある「花の美術館」が、世界的フラワーアーティストSeino Hikaruのプロデュースにより、今年3月にリニューアルした施設です。
花の育て方や飾り方、楽しみ方など “花のある暮らし”を提案してきた「花の美術館」には、これまで、季節ごとに変わる植物を愛でたり、カメラに収めたりするために、幾度となく足を運んできました。
この度リニューアルした施設は、これまでの美術館に芸術性が加わり、新たな気づきを得られる空間に生まれ変わったとのこと。
館内には、ガジュマルやハイビスカス、ブーゲンビリアなど、南国の植物を集めた「植物園」もあれば、生花やドライフラワー、造花を組み合わせたアート作品や、コケを使った作品、自然界の音をモチーフにした植物など、リアルな植物とフラワーアーティストによる作品が融合した“五感を刺激する展示”が特徴です。
こちらは、南国の植物を集めた「植物園」に生息する「ビヨウタコノキ」。
その名前の由来は、葉や姿が美しいことから「ビヨウ」、そして、幹の下の部分がタコの足のように見えることから「タコノキ」で、合わせて「ビヨウタコノキ」というそう。
こちらは、フラワーアーティストによる作品「ボタニカリアン」。
上半身が針葉樹のような植物で覆われた、2本足で立つ想像上の生き物です。光合成を行い、太陽光や星光からエネルギーを得て生きている可能性が高いとのこと。
隣接するレストランにも、植物をたっぷり使ったメニューが並び、まさに五感で自然を感じることができる施設なのです。
ミュージアムのコンセプトは「自然という奇跡を思い出す場所」なのですが、その(「自然の奇跡」の)ひとつの例として「フィボナッチ数列」についての解説が、とても興味を惹きました。
「フィボナッチ数列」とは、次のように定義される数列のことです。
最初の2つの数は固定されており、「0」と「1」。
それ以降の数は、前の2つの数を足したもの。
つまり、次のような数列になります。
「0」「1」「1」「2」「3」「5」「8」「13」「21」「34」・・・
隣り合う数字の比率は、数列が進むにつれて黄金比(約1:1.618の比率で、最も調和がとれて美しいとされる比率)に近づいていきます。
そして植物の花びらの枚数は、この「フィボナッチ数列」の数字に一致するものが多いそうです(ユリやアヤメや蘭は3枚、サクラやリンゴは5枚、コスモス=下の写真は8枚、向日葵は21枚・34枚など)。
このように花びらが並ぶことによって、最小のスペースで最大の光合成面積を確保できたり、ハチなどの受粉者が効率的に花を訪れ、受粉の機会を最大化することができたりするのだそうです。
他にも、向日葵の種の配置や、松ぼっくりの鱗片、貝殻の螺旋や、人の身体の比率(指の長さや顔の比率など)、さらには銀河のうずまき等々、宇宙から身近なものまで、この「フィボナッチ数列」が関わっているのです。
自然界が効率的かつ美しい方法で、成長していることを示すこの配列は、とても興味深く、こうした学びができ、五感だけでなく、さまざまな感性を高めてくれるのも、「BOTANICA MUSEUM」の特徴であり、魅力なのでした。
編集部I
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