11月のテーマ「乾燥肌のお手入れ」
        木枯らしの季節には、保湿や潤いということばが切実に響きます。肌の乾燥は、痒み・アカギレ・ひび割れを引きおこすもの。
        監修◎堀岡幸恵
「アロマセラピールーム林泉」オーナーセラピスト
    
使い方&作り方
耐熱容器に、ベースオイル(30ml)、蜜ろう(大さじ1杯)、シアバター(小さじ1杯)を入れ、湯煎します。材料が溶けたら火から下ろし、粗熱を取りましょう。保存容器に移し、ローマン・カモミール(5滴)を加えます。
ポイント
シアバターを配合したら、濃厚なクリームに仕上がりました。夜寝る前に塗り、綿の手袋をして休みましょう。
【アロマセラピーの注意点】
          ~アロマセラピーをより効果的に安全に行うために、守っていただきたい事柄~
          精油とは、花やハーブなどの植物を高濃度に抽出した香りの液体です。アロマセラピーは民間療法のなかでもとりわけ安全な方法ですが、精油の濃度には留意してください。薄めずに使用すると、頭痛、吐き気、肌荒れなどを起こす可能性もあります。以下、具体的な注意点をあげました。
          
          ①精油は、原液のまま身体につけたり、飲んだりすると、危険を生じる可能性があります。塗布する場合は、1%以下の濃度に薄めて使用してください。1%とは、マッサージオイルを例にすると、ベースオイル(5ml/小さじ1杯)に対し精油(0.05ml/1滴)となります。
          ②体調や肌の調子がよくないときは、精油の量を控えましょう。基準の半分以下を目安としてください。
          ③妊娠中は、香りに反応しやすくなります。ですから、刺激の強そうな精油は避け、普段の生活のなかでなじみがあって、しかも肌にやさしいものを選びましょう。妊娠初期から安全に使える精油は、次の通りです。
          グレープフルーツ、オレンジ・スイート、レモン、ベルガモット、ネロリ、ティートリー、パルマローザ、ローズウッド、フランキンセンスなど。
          ラベンダーなど数種類の精油に関しては、妊娠中は使わない方がいいという見解もあれば、使っても差し支えないとするお医者さんもいます。気になる方は使わない方がいいでしょう。
          ④加齢により嗅覚が鈍くなる場合があります。香りが弱いと思って多量に精油を使うと、マッサージしたときに肌に悪影響を及ぼす可能性も出てきます。使用量に注意しましょう。
          また、乳幼児は、五感がとても敏感です。精油は大人の半分以下を目安とし、肌につけるのは控えましょう。子どもは精油や材料を舐めてしまう場合がありますから、取り扱いには注意してください。
          ⑤レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなど柑橘系の精油には、シミになる成分が含まれています。日中の使用は控えましょう。
          ⑥精油は、酸化により傷みます。その都度キャップをしめ、冷暗所で保管してください。使用期限の目安は、次の通りです。
          ・柑橘系の精油:開封後半年、未開封1年
          ・その他の精油:開封後1年、未開封2年
書籍『アロマ生活365日』
風邪対策からお掃除活用術まで!
「5つの方法」、「4グループ20種類の精油」、「5つの身体の部位」の組み合わせから生まれた365以上のアロマレシピを、月のテーマ別に紹介します。
3月  花粉症対策
4月 新年度のストレスケア
5月 汗ばむ季節の肌のお手入れ ……etc.



											
											
											



				
							
		