
2025年の大晦日を迎え、編集部ではこの一年を振り返りながら、改めて「セラピー」という言葉の意味が変化してきたことを感じています。今年は、劇的な出来事よりも、人々の価値観や意識が静かにシフトしていく様子が、あらゆる場面で見られた一年でした。
社会全体では、AIや自動化がさらに進み、便利さとスピードは当たり前のものになりました。一方で、「早く」「効率よく」生きることに違和感を覚え、「このままでいいのだろうか」と立ち止まる人が増えたのも2025年の特徴です。その問いは、心や身体、感覚と向き合う時間の大切さへと、多くの人を導いていました。
今年、私たちのもとに届いた声の中で印象的だったのは、「大きな悩みはないけれど、整えたい」「自分の感覚を取り戻したい」という言葉です。セラピーやヒーリングは、問題解決のためだけのものではなく、“自分を丁寧に扱うための習慣”として選ばれるようになりました。それは、セラピストやヒーラーの役割が、より日常に近づいたことを意味しています。
また2025年は、「正解を教えてほしい」という姿勢から、「一緒に感じてほしい」「安心して話せる場がほしい」というニーズへの移行が、はっきりと見えた年でもありました。編集部として取材を重ねる中で、技術や肩書き以上に、その人の在り方や誠実さが、信頼につながっていることを何度も実感しました。

忙しさの中でも、自分を整え、感覚を大切にしながら人と向き合ってきたセラピスト、ヒーラーの皆さんの存在は一際大きなものであったと思います。2025年を生きる多くの人の支えになっていました。
一年の終わりである今、どうかご自身の心と身体にも、静かな労いの時間を。2026年もまた、「人が人を癒す力」を信じ、丁寧に伝えていける一年となりますように。
本年も、ありがとうございました。どうぞ穏やかな年越しをお迎えください。
編集部T
















