健康のカギは毛細血管が握っている!ルイボスティーでゴースト血管を予防!生活の木「世界の愛茶ルイボスティーを愉しむ」イベントレポート(前編)

投稿日:2018年7月20日

アフリカの最南端、南アフリカ共和国。

地球上で、その土地のみで生育するハーブ「ルイボス」に、

健康や美容の観点から、注目が高まっています。

それを現すかのように、

日本の輸入量は、ドイツに続き2位で、2,800t!!

次にオランダ、イギリス、ポーランドとヨーロッパの国々が続きます。

そんな今注目のルイボスティーを愉しむイベント、

ー南アフリカ共和国大使公邸で過ごすひとときー

「世界の愛茶ルイボスティーを愉しむ」が、6月28日(木)に「生活の木」主催で開催されました。

(南アフリカ共和国大使公邸 港区)

まず、南アフリカ共和国全権大使のサイレンス・ロモ氏の挨拶からスタート。

南アフリカでのルイボスティーの歴史や同国の重要な産業の1つになっていることなどを紹介されました。

その後、健康・美容の観点から注目されるルイボスの魅力について2つの講演が行われました。

1つ目は

血管研究の第一人者として知られる、大阪大学 微生物研究所 教授 高倉伸幸さんによる「毛細血管のゴースト化の予防によるアンチエイジングの実践」

2つ目は

AEAJアロマテラピー・プロフェッショナルでハーブコーディネーターでもある佐々木薫さんによる「おいしい習慣『ルイボスティー』美と健康のための赤いお茶を訪ねて」  

今回は、血管の研究の第一人者として知られる 高倉伸幸先生による講演についてお届けします。

(高倉伸幸教授)

私たちの健康のカギは、毛細血管が握っている!!!

 私たちの身体には、頭からつま先まで血管が張り巡らされ、それによって、栄養素、酸素などが供給されると同時に、細胞や組織で産生された老廃物を回収する重要な役割を血管は担っているそうです。

解剖学の教科書などでみられる血管の図は、静脈や動脈など太い血管のみで全血管に占める割合はたった1%足らず。残りの99%は毛細血管で、その総延長は10万㎞にもなり、地球2周半にも及びます。

その毛細血管が健康であるかが、私たちの健康へのカギであることが最近の研究から明らかになってきました。

ゴースト血管という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

加齢や生活習慣病の影響を受けると、血管の外側にある壁細胞という組織がはがれたり、変質します。すると、血液中の水分、酸素や栄養素が、必要な細胞まで届かず、途中で漏れ出ると同時に、全身の老廃物の回収ができなくなります。

そして血管の形はあるけど、血液が流れない、いわゆる「ゴースト血管」になってします。

ゴースト血管になると、いくらいい栄養素を食事やサプリメントから摂っても、全身の細胞に栄養素が行き届かなくなるため、シワなどの老化現象が起こりやすくなり、また冷え症やむくみの原因になります。毛細血管は45歳を境に老化することが明らかになっていて、ゴースト血管になりやすくなるので注意が必要だそうです。

加齢だけではなく、乱れた食習慣もゴースト血管の原因になるので、食習慣や生活習慣を通して、早くから毛細血管を労れば、若々しさや健康を保てることになります。

毛細血管を健康に保つには、ルイボスティーを飲もう!

毛細血管の健康には、壁細胞と内皮細胞のくっつき度合いが重要で、そのかぎとなるのがTie2(タイツー)という分子。外側の壁細胞から「アンジオポエチン-1」という成分が分泌されることで、Tie2を活性化し、内皮細胞同士がぴったりと密着。すると栄養素などが隙間から漏れ出ず、必要な組織まで運ばれます。

このことから、毛細血管の健康のカギをにぎる「Tie2」であることがわかります。しかし、Tie2を活性化する「アンジオポエチン-1」は胎児期に最も多く分泌され、徐々に減少。また、複雑な構造を持つので、化学合成するのがかなり難しいそう。

そこで、「アンジオポエチン-1」と似た働きをする成分を、高倉先生が探していたところ、ルイボスティーを始め、シナモン、コショウ科ヒハツ、サンザシに行き着いたそうです。昔から親しまれてきた植物にTie2を活性化させることができるというのは大きな発見だったと言います。

ルイボスティーは普段の生活に取り入れやすく、抗酸化物質やミネラルも豊富なことからおすすめで、シナモンと一緒に摂る事で、ダブルでTie2の活性化物質を摂取できます。

少し長めに煮出して淹れて、運動後など血流の良いときに飲むのがポイントだそう。むくみ、冷え、たるみの順番で症状が改善していき、数週間でむくみの改善を感じられることが多いそうです。

最近の猛暑で、水分補給する機会が増えていると思いますが、健康の要である毛細血管をゴースト血管にしないために、アイスコーヒーや緑茶、ミネラルウォーターなどをルイボスティーに代えてみてはいかがでしょうか?

 

後編は、AEAJアロマテラピー・プロフェッショナルでハーブコーディネーターでもある佐々木薫さんによる「おいしい習慣『ルイボスティー』美と健康のための赤いお茶を訪ねて」をレポートします!お楽しみに♪

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