【特別連載】「免疫力を高めるアロマやハーブ、その使い方」 𠮷田節子(薬剤師・セラピスト)

投稿日:

世界的な蔓延を危惧されているコロナウィルスーー。その動向や対策について、実に様々な情報が飛び交っています。

大切なことは、①感染を防止すること ②感染しても軽く済むことです。簡単なことのように思えますが、感染においてベースとなる非常に重要な考え方です。この2点に通じる、個人単位でできる一番大切なこと、それが「免疫力の強化」です。

今回はアロマやハーブを使った免疫アップの方法をお伝えします。

薬剤師吉田節子氏コロナに負けないアロマ

<メカニズム>
【アロマテラピー】

香り成分が鼻の粘膜にある受容体に結合すると、その刺激がインパルスとして変換され、嗅神経を通じて嗅球に伝わり、その後、大脳辺縁系に伝わっていきます。大脳辺縁系は人間の根本的な欲求などを司る部分です。大脳辺縁系に伝えられた嗅覚刺激は次にホルモンバランスの中枢と言える、下垂体―視床下部に作用して、様々な神経伝達物質を放出します。そのため体内の免疫系・内分泌系・自律神経系のバランスを一気に整えることができるのです。

また、精油自体に抗菌作用が期待できるものもあります。これは植物がなぜ精油を作るのかといった理由にもつながりますが、動くことができない植物が、ウィルスや細菌から身を守るために作られるケースがあるため、精油の中には高い抗菌作用を有するものがあるのです。

【ハーブ】

上記でお伝えした香りの伝達方法に加えて、ハーブティーとして有用成分を口から摂取することによって様々なフィトケミカルやビタミンなどを摂取することができ、抗酸化作用や免疫賦活作用などを期待することができます。

 

<おすすめの植物>
【抗菌/抗ウィルス】・・・ウィルスに対する効果は明確ではありませんが、一般的に抗菌力が高いと言われている植物です。細菌などによる二次感染を防ぐ可能性もあります。
〇タイム〇セージ〇ペパーミント〇エキナセア〇ティートリー〇ユーカリ〇真正ラベンダー

【自律神経調整作用】・・・副交感神経を優位にし、免疫力アップに貢献します。
〇ゼラニウム〇ローズ〇パルマローザ〇真正ラベンダー〇カモミール・ローマン

 

<私のスペシャルレシピ>
『からだよろこぶ温シップ』

薬剤師吉田節子氏コロナに負けない

①洗面器にお湯を張る。
真正ラベンダー精油3滴とティートリー精油3滴を滴下する。
③フェイスタオルをつけて精油をすくい取るようにしてしぼる。
④タオルが温かいうちに首の後ろや顔にのせてゆったりリラックスする。
ポイント☆ウィルスは湿度に弱いと言われていますので、蒸気と共に使うとさらに有効であると考えられます。室内の湿度を60%以上に保つように工夫しましょう。

 

『防御力アップハーブティー』
タイム 小さじ1/2
エキナセア 小さじ1/2
ペパーミント 少々
ブレンドしたものにお湯300ccを注ぎ2~3分蒸らします。

なお、我が国で流通されている精油やハーブは医薬品ではないため、疾患予防や効能効果は謳えません。植物に含まれる成分も去ることながら、自然な香りやハーブティーを味わう時間を習慣にするということ自体が、リラクゼーションやストレス緩和の観点からも免疫を高めることに繋がります。

手軽なセルフメディケーションとして、ぜひ精油やハーブを生活の中に取り入れてみてください。

 

文◎吉田節子(よしだせつこ)
あわせLLP代表。薬剤師・生涯学習開発財団認定コーチ。日本アロマ環境協会認定アロマセラピスト。日本メディカルハーブ協会ハーバルプラクティショナー。幼少より薬用植物に多大な関心をもち、ハーブの心と身体両面への作用を模索し、エネルギー面を含めての薬用植物の新たな可能性を発信し続けている。著書に『スピリチュアル・アロマテラピー入門』、『アロマテラピー検定試験に一回で合格するための問題集』(小社刊)など。

-
/

おすすめ記事

セラピスト4月号、「アロマテラピーの、仕事は楽しい!!」特集

現在発売中の「セラピスト4月号」第1特集は、「アロマテラピーの、仕事は楽しい!!」です。     ア …

人脈って大きな力になる! 今週末は、いろんなつながりの10人で「リトミック教室」発表会をお手伝い

こんにちは、編集部Tです。 ワタクシゴトですが高校時代の同級生で、ずっと音楽の道を進み、現在リトミック教室を開いて先生を …
no image

フェイシャルを学ぶセラピストたち

ボディトリートメントを専門に行うセラピストたちによる、フェイシャル・スキルを学ぶ機会が、以前よりも増えています。 「その …

おすすめセミナー

おすすめ書籍&DVD