タッチの魔法 アロマの奇跡

セラピストなら知っておきたいエビデンス!
「触覚×嗅覚」で癒しの“相乗効果”

五感の中で、まず先に感情を動かし、後で認識が働くのが触覚と嗅覚。
ダイレクトに「心地よい」感覚を与え、幸せや愛情を司るホルモン「オキシトシン」を増やす仕組みがよくわかる!

タッチング研究の第一人者が、絶大なる「癒し効果」のエビデンスを分かりやすく解説!
英国IFA認定アロマセラピスト・小澤智子氏との対談も特別収録!!

●第1章 オキシトシンの様々な作用とは?
コロナ禍を経て、オキシトシンで「幸せ」に
人生のステージにおけるオキシトシンの役割
ストレスとオキシトシンの関係とは?
発達障害に関わるオキシトシンの作用
オキシトシンと利他的行動と健康
動物と人の相互作用とオキシトシン

●第2章 親子の愛着関係を築く“胎児期から乳幼児期”のタッチング
「胎児期」のタッチングにより、胎児との絆を形成
「乳児期」のタッチングにより、母子の絆を築く
「幼児期」のタッチングにより、思いやりの心を育む

●第3章 信頼関係や共感性を高める“思春期から成人期”のタッチング
「思春期」のタッチングはワンポイント型がお勧め
「成人期」のタッチングは共感の思いが伝わる

●第4章 年を重ねるごとに求められる“高齢期から終末期”のタッチング
心の安定を導く認知症患者との触れ合い
孤独感や抑うつを癒すがん患者との触れ合い
高齢者のセクシュアリティをデータから分析!
看取りにこそ大切なタッチング
ラットの実験から考える、人とのつながりと寿命

●第5章 簡単だけど奥深い“セルフタッチ”を使いこなそう!
赤ちゃんの指しゃぶりがセルフタッチの起源
セルフタッチで自分の内面に意識を向ける
傷つける・慈しむさまざまなセルフタッチ
セルフタッチの4つのバリエーション

●第6章 癒し効果を高めるセラピストのタッチのポイント
人の手で触れることの意味とは?
ポイント1 まず触れる前の段階で信頼関係を作る
ポイント2 手を温めてから触れる
ポイント3 手を触れる、離す時が大事
ポイント4 手のひら全体でやや圧をかけて触れる
ポイント5 ゆっくりと手を動かす、または動かさない
セラピストの方がオキシトシンは増えている

●第7章 アロマテラピーが働きかける嗅覚の奥深さ
ニオイに対し過剰に敏感な現代の日本社会
人類の発展に欠かせない嗅覚の3つの機能
匂いのブレンドが生み出す2つの効果

●第8章 匂いと記憶・匂いと感情との深い関係
匂いはダイレクトに記憶とつながっている
匂いの記憶はいつの記憶か?
匂いの記憶を想起するとポジティブな気持ちになる
匂いで記憶を想起すると健康が増進する
匂いは母と子の絆を深める上でも重要
パートナーとの愛着も匂いが関係している

●第9章 ニオイと健康・ニオイと病気との関係とは?
病気とニオイは常に関連している
ニオイが発するシグナルその深い意味とは?
嗅覚が分からなくなる病気は怖い
ニオイを失うと寿命が縮まる
嗅覚には男女差がある!?

●第10章 オキシトシンの分泌を促す香りの力
さまざまな効果を持つオキシトシン
アロマの匂いでオキシトシンが分泌
アロマの香りでストレスホルモンが低下
アロマで発揮されるオキシトシンの効果
アロマと甘味で食欲が軽減する

●第11章 アロマとマッサージの相乗効果
嗅覚の生理学と触覚との共通点とは?
香りとマッサージの相乗効果~脳への影響
香りとマッサージの相乗効果~身体への影響
アロママッサージの痛みの緩和効果
痛みが軽減するメカニズム、ゲートコントロール説

●第12章 ポリヴェーガル理論から考えるアロマとマッサージの相乗効果
副交感神経は2つの神経により成り立つ
腹側迷走神経複合体と「耐性の窓」
腹側迷走神経複合体と迷走神経ブレーキ
クライエントのタイプ別、アロマとタッチングの用い方

●特別対談 小澤智子(英国IFA認定アロマセラピスト)×山口 創
セラピストは実際のサロンワークで、オキシトシンの作用・効果をどう活かしたらよいのか?

著者プロフィール

著者 ◎ 山口 創 やまぐち はじめ

早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。桜美林大学リベラルアーツ学群教授。臨床発達心理士。子どもの発達過程における身体接触の影響や、タッチケアによる心身への効果などの研究を行っている。著書に『手の治癒力』(草思社)、『子供の「脳」は肌にある』(光文社)、『皮膚はいつもあなたを守ってる』(草思社)、『皮膚感覚から生まれる幸福』(春秋社)など多数。

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