ハラスメントから“私”を守る 究極のプロテクション法

“あの人”と境界線[バウンダリー]を引き、
「NO」を伝える勇気を持とう
ハラスメントから“私”を守る
究極のプロテクション法

PR

「相手に『NO』を伝える勇気が出ない……」「私が我慢すればいいだけだから……」「嫌だな……」と感じる出来事があっても、自分の気持ちを素直に伝えることができず悩む人も多いのではないでしょうか。
こんなとき、相手との間に〝健康的な境界線〟を引くことができると、人間関係を築くための手助けとなり、さらに相手の成長にも役立ちます。「NO」が言えない原因と、ハラスメントが起きた場面で役立つ〝健康的な境界線の引き方〟を紹介します。

解説◎山本美穂子 取材・文◎岡田光津子

「NO」と言えない理由には
子どもの頃の経験が関係している

「NO」を言えないのには、子どもの頃の経験も大きく関係している。

「セラピストとして働いていますが、個室で施術中、男性のお客さまから手を握られました。セクハラを受けたわけではないので、どう対応すればよいのか分かりませんでした」

バウンダリー(境界線)についての困りごとを伺う中で、このようなご意見をいただきました。これを聞いて、どう思われますか。人によってさまざまな反応があると思います。

そもそもハラスメントとは「いじめ」「嫌がらせ」を意味し、相手に不快感や不利益を与え、その尊厳を傷つけることを指します。セクハラ、モラハラ、パワハラ、マタハラなどの言葉があるように、さまざまな場面でハラスメントが起きています。

初めに紹介した例は、立派なハラスメントです。ところが、日本人はバウンダリーに対する意識が曖昧なため、前述のセラピストさんのように、どういうシーンで「NO」と言ってよいのか、どのような観点から「NO」を伝えればよいのか、分からない方がとても多いのです。

これまで、モヤッとしながらも黙ってやり過ごしてきた……という方も多いのではないでしょうか。 「NO」を言えない方は、幼少時など過去に不快なバウンダリーの侵され方を、家族や近しい人から繰り返しされてきた傾向があります。また、そのときにどうすればよいか分からなかった経験も少なくありません。

そして、そんな子どものときの意識のまま大人になったので、同じようにバウンダリーを超えて侵入された際、知識もなければ対策法も分からないため、途方に暮れてしまう……。

だからこそ、まずはバウンダリーの正しい知識と「NO」の伝え方を知ってほしい。なぜならハラスメントは、受ける側が知識をつけて強くなり、「NO」と言えるようにならないとなくならないからです。

外側の境界線の
優先順位で対策が分かる!

では、自分の気持ちを押し殺さず、素直に「NO」を伝えるためには、どのようなことが必要なのでしょうか。

目には見えませんが、私たちはさまざまなバウンダリーを持っています。大別すると、下の図のように身体の外側に7つと内側に5つあります。自分の内側を整える(セット)ことで、外側の問題に取り組むことができる(ドロー)とされますが、ハラスメント対策としては、自分の外側で問題が起こっているため、主に外側のバウンダリーから優先して対策を考えます。

バウンダリーは、大別すると自分の外側からくる影響を見るときに引く「ドロー・バウンダリー」と、外側で起きた問題により、自分の内側に起こる反応を見るときに引く「セット・バウンダリー」に分けられます。
会社や家庭など、ハラスメントの問題をスムーズに解決するために覚えておきたいのは、外側に引く「ドロー・バウンダリー」です。問題が起きたときの自分の気持ちを細分化し、「今の気持ちは、上から何番目か」を理解します。優先順位が分かることで、今抱えている問題が明確になり、解決に役立つでしょう。

例えば、先のセラピストさんの場合、どう対応したらよいかが分からなくなってしまったのは、さまざまなバウンダリーを侵されたためです。

セラピストという「⑤役割的」、仕事の場という「④社会的」、仕事でお金をいただくので「⑥金銭的」、個室という狭い空間で起こったことなので「②空間的」、なおかつ、触られたというのは「①身体的」。ざっと挙げただけでも、5つのバウンダリーが絡んでいました。

この場合、優先順位の高い「①身体的」バウンダリーを意識し、「お客さま、困ります」などの言葉で「NO」を伝えます。そうすることで、バウンダリーを超えてしまっていることを相手に明確に伝えるのです。そして、自分を守るために、まずは自分の気持ちを細分化し、どのバウンダリーを侵されたのかを知る必要があるのです。

このように、 「NO」と言うべきときに、どのように 「NO」と伝えるかを詳しくお伝えするのが、「対人バウンダリー強化」1Day講座およびマスター養成講座です。多様な人間関係において、ハラスメントはもちろん、「この場合はどのように相手にNOを伝えたら正解なの?」と悩む場面は多いでしょう。この講座を学ぶことで、解決の方法が分かります。

講座はオンラインで行うので、全国どこからでも参加できます。

自分の気持ちを伝えることができず悩んでいる方、 「NO」を伝えることができず苦しんでいる方。この機会にぜひハラスメント対策にも役立つ、〝健康的な境界線の引き方〟を学んでみませんか。

Profile

講師●山本美穂子
やまもとみほこ ヒーリング科学と代替療法が学べる大学「BBSH」卒業。20,000回を超えるセッション、全国で800回以上の講師登壇実績を持つ。一般社団法人HIT キャラクトロジー® 心理学協会代表理事。著書に『あなたの人生を劇的に変える キャラクトロジー心理学入門』(日本実業出版社)、『“あの人”との境界線の引き方 セラピストのためのバウンダリーの教科書』(小社刊)などがある。

Information

一般社団法人 HITキャラクトロジー®心理学協会
https://characterogy.com/

対人バウンダリー強化(ハラスメント対策編)
1Day講座 & マスター養成講座
7月24日(日)からスタート!

セクハラ・パワハラ・モラハラなどに苦しみたくない方、誰に対しても毅然と「NO」を言えるようになりたい方、「NO」を伝える勇気を持てるようになりたい方のためのZoomセミナー。

Instagram!
お気軽にフォローしてください♪

https://www.instagram.com/hitcharacterogy/?igshid=YmMyMTA2M2Y=