CLAYTHERAPY and DETOX

クレイで始めるデトックス子どもから大人までみんながずっと元気でいるためのホームセラピストのすすめICA国際クレイセラピー協会 提供/ICA国際クレイセラピー協会 文/勢田仁美

 セラピストとして活躍している方々から最近、クライアントからの明確な原因を持たない慢性的なカラダの不調を訴えられることが多いと聞きます。
疲れやすい、夜眠れない、腰痛や肩こりの悪化、物忘れや集中力の低下、やる気が起きない、身体が重く常にだるさを感じる、胸の痛みや息苦しさなど、ここにアトピーや喘息などの重症化も加え、病気とは言いきれない体調不良についての相談です。
この主な原因として考えられるのが、身体の中に取り込み溜め込んでしまっている有害物質です。今回は、子どもから大人まで、みんながずっと元気でいるためのクレイで始めるデトックス方法について紹介していきます。
≪主な有害重金属の害≫のイメージ
< 主な有害重金属の害 >
  • (1) 水銀
  • 腎臓・肝臓障害・頭痛・下痢・情緒不安定・倦怠感・うつ症状・アトピー性皮膚炎
  • (2) カドミウム
  • 腎臓・肝臓障害・胃の異常・高血圧・癌・神経過敏・胸痛・足痛・貧血
  • (3) 鉛
  • 貧血・情緒不安定・神経疾患・発育阻害・めまい・骨、筋肉の痛み・頭痛・嘔吐
  • (4) ヒ素
  • 疲労・アレルギー症状・皮膚炎・手足の灼熱感・胃腸障害・神経障害
  • (5) アルミニウム
  • 胃腸障害・くる病・手足痙攣・吐き気・げっぷ・骨粗しょう症
< 人体に有害な放射性物質 >
  • ●キュリウム242
  • ●プルトニウム238
  • ●プルトニウム239
  • ●セシウム137
  • ●ヨウ素131
  • ●ストロンチウム90
  • ●キセノン133

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わたしたちの生活を取り巻く有害物質

 わたしたちの生活を取り巻く環境の中にはたくさんの有害物質(毒素)が存在しています。大気汚染、食品添加物、環境ホルモン、重金属、放射性物質など、わたしたちは知らず知らずのうちに身体の中に多くの有害物質を取り込んでしまっています。
 日本人が1日に摂取している添加物の種類は平均80種類といわれています。1日の平均摂取量にして10g。ティースプーンでいえば2杯分にあたります。80種類の化学物質を毎日ティースプーン2杯、年間で4キロ食べていることになります。コンビニのお弁当1食分で30種類以上の添加物が入っていますから「ちょっと忙しいから、今日はコンビニのお弁当ですませちゃおう」を続けるとかなり大変なことになります。
 年齢や性別に関わらず、毎日を健康で元気に過ごすためにこれらの有害物質=毒を身体の外へ出すこと、いわゆる「デイリーなデトックス」を意図的に行なうことがとても重要です。体内に溜め込んだ毒素の75%は便から、20%は尿から、3%は汗から、2%は毛髪と爪から排出されます。毒素の大部分は便や尿として排出されますから、良質な水の摂取と腸内環境の整備が重要な鍵になります。
 便秘がちという人は、乳酸菌などの善玉菌を含む食品や食物繊維などの食材を積極的に取ることで、腸内環境を整える必要があるでしょう。また同時に、農薬や添加物など毒素の元凶となるものを身体に入れない努力も大切です。

 年齢や性別に関わらず、毎日を健康で元気に過ごすためにこれらの有害物質=毒を身体の外へ出すこと、いわゆる「デイリーなデトックス」を意図的に行なうことがとても重要です。体内に溜め込んだ毒素の75%は便から、20%は尿から、3%は汗から、2%は毛髪と爪から排出されます。毒素の大部分は便や尿として排出されますから、良質な水の摂取と腸内環境の整備が重要な鍵になります。
 便秘がちという人は、乳酸菌などの善玉菌を含む食品や食物繊維などの食材を積極的に取ることで、腸内環境を整える必要があるでしょう。また同時に、農薬や添加物など毒素の元凶となるものを身体に入れない努力も大切です。

 一方、鉛やヒ素、カドミウム、水銀などの有害重金属は、身体の中にある酵素にとりついて、その働きを阻害してしまうという性質があります。また、有害重金属を攻撃するために過剰に発生した活性酸素は、わたしたちの身体を酸化させて動脈硬化や生活習慣病、老化などの原因となります。美容の大敵、シワやたるみ、くすみもこの活性酸素によって引き起こされます。
 また今という時代では、これらの有害重金属に加えて放射性物質による人体への影響もあります。放射性物質の代表的なものには、セシウム、ヨウ素、ストロンチウムなどがあります。また、キュリウムやプルトニウムなどの非常に危険性と毒性の高い放射性物質も3.11後に日本で測定されています。
 放射性物質は体内に入ると細胞に付着して放射線を放出します。セシウムは筋肉などの柔らかい細胞に蓄積し、胃腸にも吸収されやすい特徴があります。ヨウ素は甲状腺に、ストロンチウムは骨などの硬い組織に付着します。付着する部分によってガンや白血病などの病気の原因となります。放射性毒性が極めて高いキュリウムは、壊変することでプルトニウム238に変わり、骨や肝臓に沈着しガンを発症させるといわれています。

 ただし近年の研究結果によると、放射性物質によって起こり得る健康被害は、ガンなどの特徴的な病気だけでなく、脳や心臓の毛細血管にも多大な影響を与えると報告されています。であれば尚のこと、心疾患や脳障害などを避けるためにも、普段からのデトックスはとても重要な意味を持ってきます。

CLAY PACK【デトックス用ヘッドパック】
●ブラウンクレイ、もしくはスメクタイト系のクレイ
(モンモリロナイト、ベントナイトクレイ、ガスールなど)
●大さじ1杯~3杯
●アロマウォーター、もしくはミネラルウォーター 大さじ2杯~6杯
※クレイのタイプによって加える水の量、およびクレイの量が変わります。
< 作り方 >

ガラスの器に水分を入れたあと、クレイを入れ10分~30分ほどおき、混ぜ合わせます。ペーストはマヨネーズよりも少し柔らかめに調整します。

< 使い方 >

頭皮と髪はお湯で予洗いした後、タオルドライします。ペーストを地肌につけ、乾燥し始めるまで放置し、洗い流します。ペーストが硬すぎるようであれば、水分を足して調整します。パック後、シャンプーは不要です。髪の毛がごわごわするようであれば、リンスやコンディショナーで整えます。

CLAY PACK【デトックス用ヘッドパック】のイメージ

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< 有効なデトックス方法 >

◆発汗
岩盤浴、ゲルマニウム温浴、半身浴
◆冷えとり(身体を温める)
◆食事療法(食べ過ぎない)
・水分補給
・腸内環境の整備
・クレンズ
・食用クレイを飲む
◆ファスティング
◆サプリメント
◆運動療法
・呼吸法 ホットヨガ ランニング
◆アロマテラピー
芳香療法や入浴、トリートメントなど。
◆ハープ療法
ハーブを使った身体へのケア

< クレイセラピーの主な作用 >

◆老廃物、異物除去作用(デトックス)
◆吸着、吸収作用
◆体内イオンバランス作用
◆ミネラル補完作用
◆血行促進、循環器系刺激
◆鎮痛作用
◆抗炎症作用  ほか

クレイセラピーで行なうデイリーデトックス

 層構造になっているクレイの表面は、マイナスに帯電しています。マイナスに帯電しているために、プラスに帯電したものを引き寄せて吸着、吸収し体外に排出させるというデトックス作用がクレイにはあります。プラスに帯電する有害物質である重金属(鉛、水銀、ヒ素やカドミウムなど)や一部の放射性物質のほか、身体に溜まった老廃物などもクレイによって解毒が可能です。
※ヨウ素はマイナスに帯電しているためクレイでのデトックスは期待できませんが、活性炭フィルターで除去できます。また汗や尿から解毒されやすい放射性物質なので、汗をかくことでデトックスを促すことができます。
クレイセラピーで行なうデイリーデトックスのイメージ
 解毒目的でクレイセラピーを行なう場合、使用するクレイは、スメクタイトグループのものが一般的です。なかでも「ベントナイトクレイ」というスメクタイト系クレイは、アメリカンインディアンが、「Eu-Wah-Kee 癒しの泥」と呼んで解毒剤として古くから愛用してきたものです。
 日本では「モンモリロナイト」と記載されているクレイが、比較的、スメクタイト系クレイであることが多いようです。専門サロンやスパなどでは、セラピストによる頭皮パックやボディパックなどのメニューがありますから、定期的に施術を受けることで不要な毒素を身体に溜め込むことを避けることができます。
 手軽に自宅でということであれば、クレイを入浴剤にしたクレイバス(半身浴、全身浴)やクレイペーストを使ったヘッドパックなどがお勧めです。特に頭皮の皮脂膜や毛穴には、様々な重金属や化学物質、老廃物、体内毒素などが蓄積しています。頭皮や髪の毛の洗浄・除染・デトックスが健康にとって実はとても重要なポイントです。
CLAY BATH【デトックス用クレイバス】
●グリーンクレイ、もしくはスメクタイト系クレイ
(モンモリロナイト、ベントナイトクレイ、ガスールなど)
●子ども大さじ1~3杯、大人大さじ3~5杯
< 作り方 >

40度ほどのお湯に子どもは最高でも20分まで。大人は20分~40分。
クレイバスがはじめての場合には、10分位から始めるのがいいでしょう。

< 注意事項 >

クレイは金属を錆びさせる性質を持っています。ペーストを作る際には金属性の器やスプーンなどの使用は避けます。また、追い炊き式、循環式の浴槽でのクレイの使用も避けてください。

CLAY BATH【デトックス用クレイバス】のイメージ

健康法としてのデットクス

 デトックスは、人間の体内にたまった重金属や、放射線物質、余分なミネラル、体内毒素や老廃物などを取り除く健康法です。人は食べることによって、栄養素を体に取り込んでエネルギーを作り出し生命活動を行います。
 しかし、その一方で、体内では老廃物や体内毒素も発生します。単に足りない栄養素を補給するだけでなく、体内にある毒素や不純物を体外に排出することによって健康維持・増進を目指すことはとても大切なことです。
 デトックスを行うことで、体調は改善され、肌も若返り、疲労しにくくなり、ストレスさえも解消できます。上手にデトックスすることで、体全体の新陳代謝を高め、身体の機能や体力を回復することができるようになります。

 その中でもクレイを使ったデトックスは、誰でも簡単にデイリーに行なえるセラピーです。自身の体調や状態に合わせてホームセラピーとして取り入れていくのがいいでしょう。なお、デトックス目的でクレイセラピーを行なう場合、使用済みクレイの扱いについては注意が必要です。デトックス後のクレイバスは、家族との共有はできません。
 入浴後はお風呂のお湯を必ず捨てて入れ替えを行ないます。同様にパックや湿布などの使用後のクレイペーストも再利用できません。排出された毒素を吸収し仕事を終えたクレイは、洗い流すか新聞紙などに包んで捨ててください。

 最近では、ファイスティングやクレンズなど食事療法から運動まで、生活の各シーンで取り入れやすいデトックス方法も多く見かけるようになりました。わたしたちを取り巻く医療現場の状況も日々大きく変化していく中、病気にならないために、より快適で元気な毎日を過ごすために、わたしたち一人ひとりがホームセラピストとして自らの身体のことをよりよく知っていくことが重要です。
 まずは、あなたのライフスタイルに合ったデトックス方法をぜひ取り入れてみることから始めてみてください。

ICA国際クレイセラピー協会は、現代の暮らしに役立つクレイセラピーの研究・開発、クレイセラピストの育成・支援を目的に2009年4月設立。東京に拠点を置き、クレイセラピーの指導、資格認定を実施している。理事はMatthew Masonと松本淑子。
〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-9-1 オカダビル5F



 

 

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