国家資格を取得して、生涯現役で活躍する
あん摩マッサージというお仕事

国家資格「あん摩マッサージ指圧師」の資格は、国が認可した専門の学校を修了し、国家試験に合格する必要があります。現在、指定校は全国で21校。そのなかでも、あん摩マッサージ指圧師に特化した学科をもつ学校は3校のみで、そのひとつが長生学園です。元々仏教に関わる学校ということもあり、身体だけでなく心も含めた治療を実践することを目指し、社会貢献のできる治療師の育成を行っています。

長生学園で学べる長生術は①「脊椎矯正」で、全身を整えていく伝統療法です。脊椎や関節のゆがみが、神経や循環を阻害し、様々な症状が現れると考えます。また、心と身体は密接という考えから②「精神療法」、生命力を治療に活かした ③「プラーナ療法」。この3つが基本です。

カリキュラムは、解剖学、生理学などの基礎医学を習得した後に、病気や治療法、リハビリ医学など応用科目をという流れ。東洋医学や臨床に必要な心理学や栄養学などの教科も学びます。実技は、基礎技術・症状別治療法・臨床実習と段階的に学べるプログラムになっています。

実際の学生は、18～60歳代まで幅広く、全くの初心者や会社員、主婦から介護職やリラクゼーション経験者、スポーツ選手など、年齢経歴もさまざま。中には、祖父の代から治療師の人や夫婦や姉妹で入学した人もいます。昼間部と夜間部があり、授業は1日３時間。仕事や家庭と両立しながら学ぶことが可能です。

現在、卒業生は6,000人以上。
多方面で活躍する卒業生を紹介します。

■勝田さん（30歳）
卒後研修を経て成田市で治療院を開業。高校生や商店街の方、医療関係やスポーツ選手まで、幅広い患者に頼られる地域に根付いた治療師。

■中山さん（48歳）
看護助手から思い切って国家資格を取得。現在は需要の高い訪問マッサージで、安定した高収入を得つつ治療院を開業。おひとりで二人のお子さんを大学進学へ。

■横山さん（30歳）
産婦人科でマッサージ施術を行いつつ、治療院に勤務。特に女性ならではの悩みや疾患に寄り添える、治療師を目指している。