ふくらはぎをマッサージ

8月のテーマ「夏ばて対策」

暑いから、眠れない、食べられない。従来の夏ばては暑さが原因でした。現代は、エアコンによる温度差が一番の注意事項。急激な変化に身体がついていけず、免疫力が低下してしまうのです。
監修◎堀岡幸恵
「アロマセラピールーム林泉」オーナーセラピスト

8月2日のアロマレシピ

使い方&作り方

昨日と同じジェルを使います。
小鉢などの容器に、グリセリン(5ml)とキサンタンガム(小さじ1/4杯)を入れ、よく練ります。3回に分けて水(45ml)を加え、その都度かき混ぜてください。ペパーミント(2滴)を加えれば、できあがりです。
五百円玉のジェルをふくらはぎに伸ばしましょう。足首から膝裏に向かって、3〜5回さすり上げます。次に、ふくらはぎの中心線上を親指の腹で指圧しましょう。足首から始め膝裏の手前まで、少しずつ進みます。

ポイント

膝裏は、親指をのぞく4本指で円を描くようにさすりましょう。ジェルのひんやり感が、特に気持ちよい箇所です。

【アロマセラピーの注意点】
~アロマセラピーをより効果的に安全に行うために、守っていただきたい事柄~

精油とは、花やハーブなどの植物を高濃度に抽出した香りの液体です。アロマセラピーは民間療法のなかでもとりわけ安全な方法ですが、精油の濃度には留意してください。薄めずに使用すると、頭痛、吐き気、肌荒れなどを起こす可能性もあります。以下、具体的な注意点をあげました。

①精油は、原液のまま身体につけたり、飲んだりすると、危険を生じる可能性があります。塗布する場合は、1%以下の濃度に薄めて使用してください。1%とは、マッサージオイルを例にすると、ベースオイル(5ml/小さじ1杯)に対し精油(0.05ml/1滴)となります。
②体調や肌の調子がよくないときは、精油の量を控えましょう。基準の半分以下を目安としてください。
③妊娠中は、香りに反応しやすくなります。ですから、刺激の強そうな精油は避け、普段の生活のなかでなじみがあって、しかも肌にやさしいものを選びましょう。妊娠初期から安全に使える精油は、次の通りです。
グレープフルーツ、オレンジ・スイート、レモン、ベルガモット、ネロリ、ティートリー、パルマローザ、ローズウッド、フランキンセンスなど。
ラベンダーなど数種類の精油に関しては、妊娠中は使わない方がいいという見解もあれば、使っても差し支えないとするお医者さんもいます。気になる方は使わない方がいいでしょう。
④加齢により嗅覚が鈍くなる場合があります。香りが弱いと思って多量に精油を使うと、マッサージしたときに肌に悪影響を及ぼす可能性も出てきます。使用量に注意しましょう。
また、乳幼児は、五感がとても敏感です。精油は大人の半分以下を目安とし、肌につけるのは控えましょう。子どもは精油や材料を舐めてしまう場合がありますから、取り扱いには注意してください。
⑤レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなど柑橘系の精油には、シミになる成分が含まれています。日中の使用は控えましょう。
⑥精油は、酸化により傷みます。その都度キャップをしめ、冷暗所で保管してください。使用期限の目安は、次の通りです。
・柑橘系の精油:開封後半年、未開封1年
・その他の精油:開封後1年、未開封2年

書籍『アロマ生活365日

風邪対策からお掃除活用術まで!
「5つの方法」、「4グループ20種類の精油」、「5つの身体の部位」の組み合わせから生まれた365以上のアロマレシピを、月のテーマ別に紹介します。
3月  花粉症対策
4月 新年度のストレスケア
5月 汗ばむ季節の肌のお手入れ ……etc.

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