私たちは日々、無意識のうちに“香り”に導かれ、記憶し、癒やされています。しかし現代社会では、香りを“嗜好”の一部としてしか捉えない傾向も強まっています。 第１特集では、科学・感性・健康・文化の4方向から「香りの力」を再発見。最新研究からライフスタイル提案まで、嗅覚という“最も原始的な感覚”の奥深さを掘り下げます。

世界各国から日本へと輸入される精油や、日本全国で生産される和精油は、単なる香りの原料ではなく、土地の風土・文化・人々の営みと深く結びついた物語を持っています。それら一つひとつには、異なる背景やストーリーがあり、香りが本来持っている力を感じることができるでしょう。
第２特集では、植物の育つ環境や地元の生産者の哲学や特徴を、世界の精油と生産地の人たちを取材し、多面的に紹介。プロのセラピストだからこそ知りたい、世界の精油ブランドの〝最先端〟を紹介します。さらに、品質を保証する「ガスクロマトグラフィー分析データ」の読み方や、正規代理店として輸入販売を始めるための方法までを徹底解説。植物の見方や価値観が変わり、サロンのメニューも刷新するヒントが見つかるでしょう。

患者に寄り添う医療を先駆けて実践してきた「ホリティック医学」の第一人者・帯津良一医師は、今年90歳を迎えながらも現役として活動しています。毎日朝から仕事と太極拳の練習に勤しみ、笑顔を絶やさず患者と向き合い続けている帯津医師が、ホリスティック医療の現在の到達点、患者さんとの向き合い方と代替療法の活用の考え方、そして、１人ひとりが自身に合う養生法を探すためのヒントを伝えます。

『魂の飛ばし方』（2011年・小社刊）の著者でヴィジョナリー・アーティストの中島修一さん。編集者としてその制作に携わった、オカルト編集者の角由紀子さん。２０２６年1月20日、中島さんが新たに『真・魂の飛ばし方』を上梓されるにあたり、十数年ぶりに再会したお二人に、「セラピストのいまある能力を高める“超セラピー力”」、夢や願望を実現するための秘技についてお話を伺いました。

サロンを訪れるお客さまの中には、「このままだと不調が深刻化しそう」と思えるような方もいらっしゃるのではないでしょうか。にもかかわらず、「大丈夫です」としか言わないお客さま。その裏には、「本当は休みたい」「助けてほしい」というSOSが隠れているかもしれません。頑張り続けてしまう人の心の中で、何が起こっているのでしょうか？　本企画では、休みたいのに心が休まらない、という悪循環に陥る人の心理状況を解説。臨床心理士で「こころのケア研究所 SHINKA」代表を務める田所俊作さんが、対処法やセラピストの役割についてもお伝えします。

耳には約110のツボが集まっており、身体からのさまざまなサインや心身の訃報が現れるといわれています。東洋医学と西洋医学の知恵を融合した新しい「オリキュロセラピー」を提唱する白髭ゆかりさんに、 「オリキュロセラピーの魅力や可能性、導入のメリットについて伺いました。

タイ伝統療法であるチネイザンと、西洋医学の解剖学を融合させたメディカルチネイザン。癒しだけにとどまらず、医師監修による明確なアプローチでメカニズムが理解でき、結果の出せる手技を、創始者である古屋綾子さんが詳しく解説します。

今年１年を〝飛躍の年〟にするためには何が必要でしょうか？　日本を代表する画家・作家であるはせくらみゆきさんは、世界が大きく変容する今だからこそ、「宇宙のリズム」という自然界の中にある法則性に即した生き方が大切だと言います。これからの時代を、軽やかに波乗りしていくコツを伺います。

「リフレクソロジーがセラピーの原点」と話す、３人のリフレクソロジストによる鼎談が実現しました。ホリスティック医療とも精通している荻野麻里さん、アロマやハーブにも造詣が深い中川めぐみさん、日本統合医療学会認定協働師の佐藤公典さんです。リフレクソロジーはセラピーの理論全体を凝縮したかのような手技。リフレクソロジストの現状や最新情報を語ることで、今後のセラピー業界が発展するためのヒントも見えてきました。

アロマのエネルギーと腸トリートメントを組み合わせたオリジナルメソッドである“アロマ腸セラピー”。タッチングの効果も加わり、多くのクライアントのあらゆるお悩みに寄り添ってきた手技になります。詳しいお話しをメソッド創設者の早矢仕幸智子さんに伺います。

持病をお持ちのお客さまなど「施術しても大丈夫なのだろうか？」と感じる場面も少なくないのではないでしょうか。
そんな時、どんなところを、どんな基準で見分けたら良いのでしょうか。
「解剖学だけでなく、病理学も学ぶべき」と提唱する、上原健志さんが解説します。

「骨盤の歪み」があらゆる身体のトラブルの元になることが周知されていますが、「骨盤が歪む」とはどんな状態で、具体的にどんな影響があるのでしょうか？　そのメカニズムを正しく知り、ゆらぎ世代に起こりがちなトラブルを予防しながら、健康で美しい姿勢を目指しましょう！　これを叶える「骨盤エクササイズ」のポイントと実践を、助産師歴25年とセラピスト歴20年の下川りんさんが丁寧に解説します。

世界中で注目されている「ビブリオセラピー（読書療法）」。日本読書療法学会会長・寺田真理子さんが、毎号テーマに沿った癒しの“本”を紹介・解説します。サロンに備えておくことで、クライアントに触れてもらうことができ、さらにはセラピスト自身の心のコンディション調律にも役立てられます。セッションの外でもセラピー効果を生み出す、常備薬のような本たちを、寺田さんのナビゲートのもと、一緒に集めていきましょう。第2回のテーマは「喪失」です。

好きを仕事にしたはずなのに、サロン経営がうまくいかないという方は多いもの。その悩み、「技術」や「接客」以外の方法で解決できます！　“おうちサロンの専門家”で現役セラピストの磯部百香さんが、読者のお悩みにお答えする本連載。サロンのために欠かせない〝ＷＥＢ〟の活用術といえば、「ＳＮＳ」と「集客」。第10回は「ネット集客」で結果を出すための、基本的な理論と最新ティップスを解説します。

日本の植物による香りづくり、「和の調香」について解説し、レシピを紹介する本連載。第６回は、晩冬から早春に咲く、「四大香木」の一つ、ロウバイです。冬の澄んだ青空に映える、艶やかな黄色い花からは、ほのかな甘い香りが漂い、少し先の春の予感を感じさせます。その可憐な花の香りを分析し解説し、さらには、ロウバイを模した香りを作り、それをキーベースとした冬に香りたいフレグランス作りにも挑戦します。

憧れのプロフェッショナルたちがリレー連載でお送りする、アロマとハーブのレシピ。“その季節を楽しみ、心地よく過ごす” ための、さまざまなボタニカル・レシピが毎号登場します。2月号では、日本シロダーラ協会 代表理事の田畑優美子さんが、アーユルヴェーダの智慧を活かした、冬に寄り添うレシピをご紹介予定です。蜂蜜をご用意して、皆さま楽しみにお待ちください！

セラピストとして長く働く中では、結婚、出産、子育て、介護など、ライフステージや環境の変化に向き合わざるをえないことがあります。それが、新たな学びや成長、ステップアップのきっかけになることもあるでしょう。本連載では、セラピストのキャリア形成に詳しい「セラピストの学校」校長でキャリアコンサルタントの谷口晋一さんへ読者の悩みに答えてもらい、さらにキャリアの変遷を経て活躍するセラピストの実例を取材します。