CLAYTHERAPY and AUTISM

CLAYTHERAPY and AUTISM
自閉症とクレイセラピー from オーストラリア
ICA 国際クレイセラピー協会
海外では、さまざまな疾患や体調不良の改善に自然療法が用いられています。
その中でも「自閉症とクレイセラピー」の関係は世界でも注目されているひとつです。
クレイセラピーの可能性をICA 国際クレイセラピー協会理事
マシュー・メイソン氏のレポートから報告します。
提供/ ICA 国際クレイセラピー協会  レポート/マシュー・メイソン  翻訳/勢田仁美  構成/松浦綾子

Image Copylight borrow 2015 used under license from Dollarphotoclub

マシュー・メイソン
Matthew Mason
マシュー・メイソン
ICA国際クレイセラピー協会理事
ヒプノセラピスト
Hypnotherapist カウンセラー
NPLマスタープラクティショナー
NPL Master Practitioner
Australian Healing Clay代表
http://www.healingclay.com.au/
Autistic Spectrum Disorder
重い自閉症からアスペルガー症候群まで、広汎性発達障害を連続的にとらえた概念の総合的名称。アスペルガー症候群は「知的障害がない自閉症」とも言われており、自閉症との違いが必ずしも明確ではなく、そのため1990年代に、広汎性発達障害全体を連続体(スペクトラム)としてとらえる同概念が提唱される。2013年5月、日本でも広く用いられている米国精神医学会の診断の手引きが改訂され、「アスペルガー症候群」の分類名が消える見通しとなった。この手引きの適用により、アスペルガー症候群と診断されていた人が同疾患に該当しなくなるなどの弊害が指摘されている。

 エステやスパなどでその美容的効果が注目されてきたクレイ。日本でも次第にデトックス作用やミネラル交換作用といったウェルネス業界でのヒーリングクレイの認知度が高まっています。はるか昔から伝わるクレイ療法は、海外でさまざまな研究が進められており、代替療法としての存在は見逃せません。
今回は日本でも多くの注目を集めた、オーストラリア在住のICA国際クレイセラピー協会理事のマシュー・メイソン氏による「自閉症に対するクレイセラピー」のレポートをお届けします。

– オーストラリアからの報告「自閉症にクレイバス?」

 思い返すこと今からおよそ10年前。私たちオーストラリアの自然療法士はもちろん、他国の自然療法に関わるセラピストは、「”自閉症スペクトラム障害/通称ASD(Autistic Spectrum Disorder)”の症状緩和と改善に、クレイバスが何かしらの影響を与える可能性があるのではないか」という見解に至りました。そしてこれまでに、ASDと診断された子どもを持つ親たちが、症状の緩和と改善を目的にクレイバスを積極的に取り入れるケースが増えています。ICAのオフィシャルフェイスブックにこの話題を掲載したところ、多くの方が非常に高い関心を示されたと聞き、「クレイバスがASDの症状の緩和と改善に何らかの役割を果たす可能性」について改めてリサーチをはじめました。
自閉症の治療に関する研究資料や文献は膨大な量にのぼります。これまでにセラピストでもある私自身も、自閉症の子どもを持つ親の話を直接聞く機会が何度もありました。しかし、あらためて今回、今までとは違った視点から状況を把握するために、まずは自閉症の子どもを持つ家族の支援サイトを訪問すると同時に自閉症をテーマにした専門書を読み調べました。以下の解説は、オーストラリアのいくつかの支援ネットワークサイトで用いられている一般的な解説です。

 自閉症スペクトラム障害(ASD)は、社会的相互作用/対人関係を持つことが困難で、コミュニケーション能力の発達の遅れや障害がある。また興味を持ったもの/関心事に対する著しい偏りがあり、儀式的、常同的で反復的な行動を取ったり、感覚刺激を得ることに没頭したりする傾向を強くもつ先天性発達障害のことをいう。
「スペクトラム」という言葉は、ASDの症状の範囲と重症度が人によって大きく異なることから付けられた単語であり、自閉症障害はもちろん、アスペルガー障害、広汎性発達障害、および特定できないケースの非定型自閉症もこのASDに含まれ、全ての障害の総称が”自閉症”となっている。
統計によれば100人に1人の子ども、総数にして約23万人のASDを持つオーストラリア人が存在するが、女の子よりも男の子にその障害が現れる傾向が高い。ASDの障害の多くは、早期診断と適切な対処・治療によってその症状を最小限に抑えることができることが、子ども、および成長した大人のケースも含め実証されている。
ASDの原因は現在のところ、遺伝子的な要素がその要因としてあげられてはいるものの、原因として明確に特定されているものはない。ASDは、個人の生い立ちや社会的状況が原因で起こるものでもない。

– さまざまな説がある自閉症の原因因子

 このように、自閉症の原因についてはっきりとした答えはここにはありませんが、信憑性のある理論をいくつか見ることができます。「科学的、医学的な見解」と言えるようになるにはまだまだ先の長い話になりそうですが、米国の疾病対策予防センター/Centers for Disease Control and Prevention(CDC)の統計によると、米国の子どもの88人に1人は自閉症スペクトラム障害/ASDを持っているそうです。米国で200万人、世界では何千万人という数値になります。
さらに最近の政府機関による自閉症についての統計によれば、ここ数年、毎年10~17%の割合でASD患者が増えていると報告されています。この数値の増加原因についての明確な解答は出されていません。診断方法の改善と環境の影響が要因となっているのではないかとも言われましたが、これが数値増加を解明する答えになっているとは言えません。
科学的観点から「重金属」「農薬」「ワクチン」が因子となっているという環境要因説もあります。この説は、説得力はあるものの、現状での統計学的見地、及び科学的見地から否定的にならざるを得ません。
現在、投薬治療によって起き得る症状や行動修正のための代替療法や食事療法などを組み合わせた”ガイドライン”が用意されていますが、実際にこれらの自然療法を組み合わせることが治療的にも効果があると実証されています。ただ、これがベストという「組み合わせ」はないので、いろいろと試しながら様子をみていくことが大切です。

– 薬剤治療と自然療法

 自閉症児を治療する上で目標とするところは、障害の改善と家族の苦痛の軽減、そして生活の質の向上と機能的自立です。これがベストだという単一の治療法はありません。
治療は子どもの必要に応じてカスタマイズします。基本的には薬剤治療、行動療法、心理的治療、代替療法などを組み合わせていきます。ASDの治療用の薬剤は、残念なことに子どもが家や学校などで行動修正ができなかった際に使用されるケースがほとんどです。自閉症児の親の多くは、この薬剤治療を快く思っていません。結果として薬剤以外の治療法を模索する必要が出てきます。
こういった問題に直面することをきっかけに、投薬量を減らす、また、投薬治療自体を止めるために代替療法やその管理プログラムにシフトする方法を取る人も少なくありません。実際に、自然で薬に頼らない治療法は、長期的に見ても副作用がない安全なアプローチ方法として称賛されています。

– クレイバスによる改善報告

 さまざまなケーススタディから、クレイバスがASD患者に対して効果的であることは周知されていますが、それを確証するだけの充分な研究は、未だ成されていません。ただし、クレイバスをASD患者に試した結果として、消化吸収、睡眠パターンや排便の改善、更には精神状態のリラックス、および他者とのアイコンタクトが取れるようになるなど、一過性の改善ではありますが、いくつも報告されています。
私自身も、ASDのお子さんを持つ親たちから「クレイバスに助けられている」という話を良く聞きます。しかしながら、その改善できた状態を維持できるのは、数時間から長くて一日ほどでしかありません。ですから、クレイバスによる効果を持続させるためには、クレイでの入浴をある程度継続的に行うことが必要となります。これは、アドバイスとして私が必ずお伝えしていることのひとつです。
クレイバスにどういった具体的な効果があるのか、おおよそではありますが、推測することができます。以前から研究が続けられている”自閉症スペクトラム障害”における重金属の排出能力について、彼ら患者は、重金属を体内から上手く排出できない体質であることが分かっています。その結果、蓄積された重金属が彼らのさまざまな身体機能に影響を与えているという説が挙げられています。アメリカ・イリノイ州のウォルシュ研究所の社長であり、国際的にも著名な「化学的不均衡(※)」の専門家でもあるウィリアム・ J ・ウォルシュ博士は、「2010年までに得られた膨大な量の生化学情報のほとんどは、世界の自閉症研究者によって収集された」と語っています。

※科学的不均衡(biochemical imbalances)
化学物質のバランスの乱れ。身体が正常に機能するのを補助する物質が多すぎたり少なすぎたりする状態のこと。化学的不均衡は特定の腫瘍が原因となって生じることがあり、行動や感情の変化をもたらす場合があると言われている。

自閉症スペクトラム障害にみられる生化学的特長を見ると、これらの不均衡はすべて酸化ストレスと関連していることがわかります(グルタチオンは解毒のための必須要素)。
昨今クレイバスは、重金属や他の健康に害を及ぼす汚染物質などを、身体からデトックスする健康法として人気があります。クレイは分子構造上、イオン交換するという特性があるため重金属や毒素を吸収します。そこから解析すれば、クレイが皮膚を通して重金属を吸収することで、身体に溜め込んだ重金属レベルを低減することに役立っていると考えることができます。
あなたの愛する家族に、慢性的な健康障害や常に特別なケアや介護を必要とする人がいたとして、少しでも生活の質の向上につながるのであれば、どんなことでも試してみたいという気持ちがあるはずです。そういった中で、このクレイバスは非常に理にかなった試す価値のある治療法だと言えます。得るものはあるとしても、そこで失うものは何もありません。熱心で献身的な人々によってなされたこの分野における多くの研究と努力が、ASDの画期的な治療法の早期発見につながることを心から願っています。
食事や空気中に含まれ、知らず知らずのうちに体内に溜まっている毒素。クレイを用いた重金属のデトックスは、今や病気・不調改善や健康意識が高い人だけの特別なものではありません。子どもから大人まで、現代を生きるすべての人にとって、必須のケアになっていくかもしれません。

– ASDの治療法

ASDに対する治療法は現在のところ見つかっていない。ただし、早期の治療、いわゆる専門教育や具体的に構造化したサポートをすることで、個々のスキルを向上させることができる。ASDの症状を持つ方すべてに言えるのは、経過の違いがあったとしても改善の余地は必ず全員にあるということ。改善の行程は、個々が持ちあわせている障害の特異性と、改善へむけた対応とその介入がどのように行われたのかによっても異なる。家族や友人のサポート、治療や教育サポートによって、ASDを持ちながらも充実した質の高い生活を送ることは可能である。
http://www.autismspectrum.org.au/

自閉症の生化学的特長
  • 低グルタチオン(GSH)、低システイン
  • 低メチル化
  • 上昇水銀、鉛、その他
  • 毒素
  • 銅の過負荷と不足
  • セルロプラスミン
  • 亜鉛やセレンの欠乏
  • 上昇尿ピロール
  • メタロチオネイン(MT)低下
  • タンパク質レベル低下
  • カルボキシエチルピリジン上昇
ASDの自然療法で推奨されている項目
  • サプリメント、ビタミン
  • 胃ー消化酵素
  • スーパーグリーン(青汁)、緑の大麦粉、スピルリナ
  • プロバイオティクス
  • デトックー主に重金属のデトックス、クレイバス
  • オーガニックフード
  • 摂ってはいけないものー砂糖、刺激物
  • その他の食事療法
イメージ画像

– CLAY BATH 子どものためのクレイバス

~海外の医師がすすめる一般的なクレイバスのガイドライン~
ヒーリングクレイ 1/2カップを温かなお風呂に入れ、10分~20分間入浴。1週間1~2回程度。

※クレイバスは、1/2カップ最大量として、徐々にクレイバスに慣らしながら、その量を増やしていきます。最初は大さじ1杯からスタートしてゆくのがいいでしょう。また入浴時間もその時の体調や状態にあわせます。あくまでも心地よくバスタイムを楽しむという感覚を大切にします。クレイは肌に使用しても問題のない、良質なヒーリングクレイを使用しましょう。

クレイshopping /http://clay-shop.jp

イメージ画像2

国際クレイセラピー協会
ICA国際クレイセラピー協会は、現代の暮らしに役立つクレイセラピーの研究・開発、クレイセラピストの育成・支援を目的に2009年4月設立。東京に拠点を置き、クレイセラピーの指導、資格認定を実施している。理事はオーストラリア在住のMatthew Masonと松本淑子。
フリーダイヤル
0120-327-900
ICAオフィシャルサイト
claytherapy.jp
クレイshopping
clay-shop.jp
〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-9-1 オカダビル5F

クレイセラピーで検索

今ならICAの資料をご請求した方全員に、ICA会報誌「Earth」のバックナンバーからお好きな一冊をプレゼント! 請求時に「セラピストを見て」とお伝えください。

-